【宜野湾】沖縄観光中、11歳の娘がクラゲに刺され病院に行くつもりが宜野湾市役所に着いてしまった台湾の家族を、同市市民課の宮城正樹さん(31)と同課委託職員の佐久原清さん(40)が男性市民と協力して病院に送り届けた。無事台湾に帰った家族から市役所にお礼の手紙が届き、宮城さんらは「名前も告げず去った市民の方にも手紙の内容を伝えたい」と願っている。 家族は父母と娘の3人で、7月21日夕、北谷町内のビーチで娘がクラゲに刺され全身に腫れが出た。病院に連れて行こうとレンタカーのカーナビに病院の電話番号を入れたが、ナビが不調だったらしく市役所に着いてしまった。 宮城さんと佐久原さんが英語でこうした事情を聞き出し119番して浦添市内の病院に搬送してもらった。 レンタカーで救急車を追うがたどり着けるか不安がる父親に、そばで見ていた男性が道案内を買って出て先導。男性は処置開始を見届け、父親の駐車場代も払