新型コロナウイルスの第5波では、入院患者の割合は、高齢者が減った一方で、基礎疾患がなく大きな病気にかかったこともない40代や50代といった世代が重症化し、症状の進行も速いケースが相次いでいます。 基礎疾患なく 若くても… 先週、埼玉医科大学総合医療センターでは、40代の女性が肺炎が悪化し、酸素投与では呼吸が保てず、人工呼吸器をつけなければならない状態になっていました。 女性は先月下旬に感染しましたが、基礎疾患もなく、大きな病気にかかったこともありませんでした。 年齢も若いことから自宅で療養していました。 しかし、血液中の酸素の値が下がり「重症」の手前で、酸素の投与が必要な「中等症2」の状態になり、入院を余儀なくされました。 入院後、投薬治療などが施されましたが、容体は改善せず、重症化し、人工呼吸器をつけることになったということです。 会社勤めの62歳の男性は、先月下旬に発熱などの症状が出て