ブックマーク / lemniscus.hatenablog.com (3)

  • 場の量子論への入門の一歩前 - 再帰の反復blog

    目次:「1.場の量子論 = 粒子数の変化を扱える量子論」「2.生成・消滅演算子」「3.古典論への移行と量子化」「4.量子力学から場の量子論への移行」「5.量子力学から場の量子論への移行(古典場を経由しない仕方)」「6.終わり」 1. 場の量子論 = 粒子数の変化を扱える量子論 てっとり早く場の量子論を特徴づけると、 場の量子論 … 粒子数が固定されておらず、粒子の数の変化を扱える(粒子の生成・消滅を扱える)量子論。 のように説明できる。 それと対比させると「量子力学」は粒子数が固定されていて変化しない量子論ということなる。 (「量子力学」といったときに場の量子論も含める場合も多いけど、この文章では、場の量子論と対比させた意味で「量子力学」という言葉を使うことにする。) ここで「粒子」と言っても、それは量子論的な「粒子」なので、粒子的な性質と波動的な性質の両方を合わせ持っており、日常で観察さ

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    zu2 2023/01/12
  • 電磁気の単位系についてのメモ - 再帰の反復blog

    有理か非有理か 三元か四元か 静電単位系、電磁単位系 MKSA単位系 cgsガウス単位系 目次 有理か非有理か 三元か四元か 静電単位系、電磁単位系 静電単位系 電磁単位系 付記: 磁束密度Bと磁場H MKSA単位系 cgsガウス単位系 相対論との関係 有理か非有理か 電磁気の単位系に影響を与えるものに「有理化をするかしないか」がある。これは一見すると単なる係数の取り方の違いにも見えるけど、単位系の間の単位換算を考える上では一番ややこしくなる原因かもしれない。 まずクーロン力とクーロンの法則についての式を、有理化していない形で書くと次のようになる。 一方、同じ法則を有理化した形で書くと次のようになる。 この形で比べると有理化していない式の方が簡潔だけど、微分形で書くと、 非有理化: 有理化: となって、有理化した方が式が簡潔になる。 磁場についても、ローレンツ力とアンベールの法則を書いた時

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    zu2 2017/11/20
  • いまさら不完全性定理と人工知能について - 再帰の反復blog

    人間の心を実現する人工知能は作れないとか人間は機械ではないことが不完全性定理から導かれるという主張(とそれに対する否定・批判)がしばしば行われてきた。議論の根の部分は単純なので、そのあたりについてのメモを書いておく。特に目新しい議論や主張はない。 この主張でたぶん一番有名なのはルーカスの"Minds, Machines and Gödel"(1961)という論文。 簡単な算術ができて無矛盾であるどんな機械が与えられても、その機械から真として出力されないような式——つまりそのシステムで証明できない式——が存在する。しかしその式を我々は真だと理解できる。よってどんな機械も心の完全で適切なモデルになれず、心は質的に機械とは異なる。 (J. R. Lucas "Minds, Machines and Gödel") また高橋昌一郎『ゲーデルの哲学』(1999)には、ルーカスと同様のことをゲーデ

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    zu2 2014/03/06
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