ブックマーク / note.com/satoru_osuka (3)

  • 岡江久美子さんの訃報に接して|大須賀 覚

    女優の岡江久美子さんが新型コロナウイルスによる肺炎で、お亡くなりになったという報道を聞きました。乳がんで闘病中であったことは以前から存じていましたが、まさかこんなことになるとはと驚きました。心からご冥福をお祈りいたします。 ニュースを聞いてショックを受けているがん患者さんやその家族の方もいるかと思いますので、この報道に関して少し追加の解説をさせてもらいます。 がん患者が一律にリスクが高いとは言えない報道ではがん治療が影響したのではと伝えていますが、詳細な病歴がわからない以上は、因果関係がどの程度あったかは不明です。 たしかに、がん治療の一部は免疫細胞の数を低下させて、感染症への防御力を一時的に落としてしまうものがあります。しかし、がん治療も大変に種類が多く、また人それぞれで全身状態も違うため、免疫低下の状態は患者さん個人個人で大きく違います。 がん患者さん全員が同じように高いリスクがあると

    岡江久美子さんの訃報に接して|大須賀 覚
    zu2
    zu2 2020/04/23
  • エコーチェンバー現象の恐ろしさ|大須賀 覚

    ネットでみられるエコーチェンバー(共鳴室)現象というのをご存知でしょうか? 似たもの同士がつながる閉じたネット環境で、同じ立場の意見をかわしあううちに強化され、「自分たちが正しく、多数派だ」と勘違いすることを指します。このエコーチェンバー現象はとてつもなく怖いもので、現代ネット社会では大きな問題となっています。 この現象によって、普通の人がひどく偏った情報を狂信的に信じて、他人から見たら信じられないような行動をとってしまったりします。 例えば、がん患者さんでも抗がん剤(がんに対する薬剤)に関して不正確な情報を強く信じてしまう人がいます。「アメリカでは抗がん剤は使われていない」「WHOは抗がん剤を禁止している」「効かない抗がん剤を使っているのは日政府や製薬会社の陰謀だ」のような明らかなデマを頑なに信じて、がん治療をやめてしまい、事療法のみでがんを治そうとしてしまったりします。 なぜ、この

    エコーチェンバー現象の恐ろしさ|大須賀 覚
    zu2
    zu2 2019/11/14
    “もし自分が強く信じるコミュニティーが陰謀論を頻繁に持ち出すようでしたら、一度距離をおいて、自分はエコーチェンバー現象にはまっているのではと疑い、自分が反対意見と思っているものに目を通してもらいたい”
  • 日本でお伝えしたかったこと|大須賀 覚

    これからnoteも活用しようと思い、アカウントを作って見ました。ブログ・ツイッター以外にも、こちらにも色々と思ったことを書いていこうと思います。 今回、日に1週間滞在してきました。その間に京都で開催された日癌学会と、渋谷ヒカリエでのトークイベント「やさしい医療がひらく未来」に参加して発表してきました。そこで、お伝えしたかったことを、ここにまとめておきます。 伝えたい深刻な事態 情報新時代を向かえ、SNSを介して誰でも情報発信できる時代になりました。それに伴って、不正確ながん治療情報がネットに溢れるようになりました。日医大のチームの調査によると、ネットに広がる情報のうちで正確なものはわずかに1割ほどと報告されています。 また、不正確ながん治療情報が書かれた書籍も急増しました。私が、アマゾンのランキングトップ12位(2019/9/12時点)に入る書籍を全て読んで確認したら、科学的に正確な

    日本でお伝えしたかったこと|大須賀 覚
    zu2
    zu2 2019/10/04
  • 1