「潮火ノ丸VS久世草介」の対決がなぜここまで震えて燃え上がるのかといえば、2人の限界を超えても尚戦う試合そのものはもちろんですが、2人の背景と今までのストーリーラインがこの対決に試合に収束していることに尽きるでしょう。 世紀の一戦「潮火ノ丸VS久世草介」 鬼丸国綱対草薙剣 相対しただけで、2人が歩んできた努力と根性と友情が土俵で燃えたぎっていた。 この2人が相対しただけで心の芯から燃えるのは、それまで描かれた積み重ねでしょう。 プロレス用語で「ブック」と「アングル」って言葉があります。「ブック」とは試合そのものをどう展開させるかであり、「アングル」とは試合以外でのストーリーを指します。個人的にスポーツものもバトル漫画も、この「アングル」、どうその対決へ至るかの物語が極めて盛り上がりで重大です。 「潮火ノ丸VS久世草介」の対決には、この「アングル」って観点で見ると素晴らしいの一言でしょう。し