中国の習近平政権が、レアアースを加工して磁石にする製造技術を輸出規制すると発表しました。レアアースとは、スマートフォンやパソコン、次世代自動車などの生産に必要な物質です。 中国は、レアアースの生産量も世界の6割を占めており、規制によって資源から加工技術まで、これからの脱炭素社会の主導権を握ろうとしています。資源を持つ国が世界の覇権を強めようとしている中、日本にもある秘策が。東京都小笠原諸島、日本の一番東にある南鳥島。その海底には、泥状のレアアースがありました。 南鳥島のレアアースの研究に携わる東京大学大学院工学系研究科 中村 謙太郎さんに話を聞きます。 ―――南鳥島周辺にあるレアアースはどれくらいの量なのでしょうか。 研究や調査が進んでいる一部のエリアだけで、総レアアース資源量は1600万トンを超えると見積もられています。これは、世界の数百年分の需要に相当する膨大な量です。全域になると、ほ
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