人工知能が搭載された家電などが一般家庭にも普及してきたり、当たり前のように私たちの生活に関わるようになったAI。以前からささやかれている「AIに仕事を奪われる」という話も現実的になってきた。 ではそんな時代に、今すぐ備えておきたい‟人ならではの能力”とは具体的に何を指すのか?そのヒントをくれるのが、教育改革実践家の藤原和博さんだ。 2018年9月8日に開講された『ソーシャル・イノベーションフォーラ2018』内の、藤原さんの講演『AI時代を生き抜く』の中から紹介しよう。 さまざまな“脳”をつなげる感覚を持とう 藤原 和博 1955年東京生まれ。教育改革実践家。東京大学経済学部卒業後、株式会社リクルートフェロー、杉並区立和田中学校校長、奈良市立一条高等学校校長などを歴任 登壇者の藤原和博さんは、自身の講演会のことを“ライブ”と呼んでいる。実際、講演の中では、藤原さんが一方的に話すのではなく、近