主に子どもが感染して手足などがまひする「急性弛緩性麻痺」の患者数が、先月までの半年で80人以上に上り、専門家はかぜに似た症状のあとに手足に力が入らないようなまひが見られた場合は、速やかに医療機関を受診するよう呼びかけています。 「エンテロウイルスD68」などのウイルスが原因の1つではないかと疑われていますが、特定はされておらず、有効な治療法や予防法はありません。 3年前に国内で100人余りの患者の報告があったことなどをきっかけに、ことし5月から国立感染症研究所が全国の医療機関の患者数の報告を受けた結果、8月までの4か月間はひと月に多くてもおよそ10人でしたが、9月から増えはじめ、先月は28日までに42人と半年で患者数は86人に上りました。 都道府県別では、岐阜県と兵庫県が8人と最も多く、続いて東京都と愛知県が6人、福岡県で5人、埼玉県、千葉県、神奈川県、それに大阪府で4人などとなっています
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