Hands-on with the new iPad Pro M4: Absurdly thin and light, but the screen steals the show
隅田川が流れる東京・下町の住宅兼商業地に、国の有形文化財に登録された浅草聖ヨハネ教会がある。東京大空襲で焼夷弾(しょういだん)の直撃を受けたが、誰もが貧しい時代にもかかわらず信者や地域の人々の浄財が集まり、戦後10年で再建にこぎつけた。 職にあぶれ腹をすかせた人たちが来るようになったのは、およそ10年前の平成不況のさなかだった。当時の牧師は炊飯器に残った米を握っては差し出し、次第に人数が増えた。その後は日曜礼拝の参加者で炊き込みご飯を作り、配っている。 だが最近になって、地域住民から炊き出しを中止してほしいとの声が上がった。ご飯を求めて来る人は当初数十人だったが、最近は500人を下らない。生活保護の老齢加算廃止や派遣切りがあった時には、いずれも50人単位で列が延びた。 「近所に座られると困る」「ごみを落としていく」。苦情が寄せられるたびに、下条裕章牧師(49)は集まる人にモラル徹底を呼びか
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