関連トピックス北朝鮮金正日 軌道投入か、弾道ミサイル試験か――。北朝鮮が予告した「人工衛星打ち上げ」の目的を判断する材料として、研究者は3段ロケットの3段目の切り離しをポイントに挙げる。 北朝鮮の予告通りなら、打ち上げて1段目、2段目を切り離した後、3段目から人工衛星が分離される。3段目はその後、地球を周回しながらゆっくりと落下し、大部分は大気による加熱で燃える。地上に到達したとしても2段目の落下地点の近くには落ちない。 だが、もし、3段目が2段目の近くに落ちたことが確認できれば、より低い弾道ミサイルの軌道だった可能性が高まる。宇宙航空研究開発機構国際部の辻野照久さんは「3段目の成否は、ミサイル実験だけを狙ったものか、衛星を打ち上げる技術力を本気で示そうとしたのかを推測する材料になる」と説明する。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、購読手続きが必要です。購読申し込みログイ