14日午後11時すぎ、宮城県大崎市鳴子温泉の男性(91)の行方が分からなくなったと、同居の家族から鳴子署に通報があった。署員らが15日朝から捜したところ、午後1時半ごろに発見し、無事保護した。男性は連れていた犬2匹と抱き合い、寒さをしのいだという。 署によると、男性は自宅から2キロほど離れた沢のそばで休んでいるところを、県警のヘリコプターに発見された。男性は飼っている秋田犬と雑種の中型犬を連れて、マツタケ採りに山に入ったが、斜面から滑落したという。気象庁によると、大崎市のこの日未明の最低気温は5度。背中には秋田犬が覆いかぶさり、脇には雑種の犬が寄りそったおかげで、暖がとれたと男性は話しているという。