京都大学の学生寮「吉田寮」のうち、築100年を超える古い建物に住む寮生に大学が明け渡しを求めた裁判の判決で、京都地方裁判所は、大学の訴えを一部退け、14人について入居の継続を認めました。 京都大学の学生寮「吉田寮」のうち1913年に建築された建物をめぐっては、老朽化して地震で倒壊する危険性があるとして、5年前の2019年以降、大学が寮生40人に明け渡しを求める訴えを起こしました。 これまでの裁判で大学側は、倒壊の危険性があることや、代わりの宿舎の提供を理由に、寮に住む契約は解除できるなどと主張していました。 16日の判決で、京都地方裁判所の松山昇平裁判長は「寮は寮の自治会が運営することが大学側と自治会との間で確認されていて、寮生は自治運営されていることに意味を見いだして入寮しており、代替宿舎の提供をもって契約は終了できない」と指摘しました。 そのうえで「14人の寮生との間には在寮契約が認め
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