アメリカ ニューヨークの連邦地検は21日、日本国籍の60歳の男を、ミャンマーからウランやプルトニウムなどの核物質をほかの国に密輸しようとした罪で起訴したと発表しました。 起訴状によりますと、この男はエビサワ・タケシ被告で、核物質のサンプルを東南アジアのミャンマーからタイに持ち込んだとしています。 2020年、タイでアメリカ麻薬取締局の潜入捜査官がイランの軍関係者を装って接触すると、エビサワ被告はミャンマーの反政府勢力との核物質の取り引きを持ちかけ、その後、核物質のサンプルを示したということです。 このサンプルを当局が押収して調べたところ、核兵器開発にも利用できるプルトニウムなどが確認されたとしています。 エビサワ被告はすでに2022年に麻薬や武器を密輸しようとしたとして、ニューヨークで逮捕、起訴されています。 検察は声明で「アメリカの安全保障と国際社会の安定を脅かそうとした責任を追及する」
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