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ブックマーク / arisan-2.hatenadiary.org (29)

  • 対北朝鮮経済制裁を批判する - Arisanのノート

    先日、日政府が対北朝鮮経済制裁の一部解除の方針を示したことに、反対の意見が多く出された。 以下では、この経済制裁そのものに反対するとともに、それら「経済制裁」論を批判する。 「手段としての経済制裁」論への批判 日が制裁を続けてきたことと、拉致問題の解決や進展との間にどういう因果関係があるかは証明できないはずだが、かりに「制裁の効果」があったとしても、基的に経済制裁は行うべきでない、というのがぼくの考えである。 そもそも何のために経済制裁をしているのかがよく分からないのだが、政治家などが言うように(拉致問題解決のための)交渉の「圧力カード」として、この方法を用いているのだとしよう。 だがいずれにせよ、この国では、制裁によって実際に深刻な被害を受けるのは、政権ではなく一般の人たち、とくに貧しい人たちだろう。 制裁によって経済が悪化すれば、この国の状態では、ただちに多くの人の人命が危うくな

    対北朝鮮経済制裁を批判する - Arisanのノート
  • 釜ヶ崎の暴動から受けとる(聞きとる)べきもの - Arisanのノート

    さきほど生田武志さんのホームページを見ていたら、以下の記述があった。 http://www1.odn.ne.jp/~cex38710/thesedays13.htm 今日は西成署に花火を打ち込む若者もかなりいたようだ。上で「野宿者に投げていた石をこの2〜3日だけ機動隊に投げていただけかもしれない」と書いているが、それを見ていると、よくある野宿者への花火の打ち込み襲撃を思い出さざるをえなかった。 つまり、共闘か襲撃かは紙一重でありうる。だからこそ、「彼らはおもしろがって便乗しているだけだ」と切り捨てるのではなく、ビラであれ何であれ語りかけるべきなのだろう。 生田さんはもちろん、『<野宿者襲撃>論』の著者として知られているが、日常的に頻発しているという野宿者に対する若者たちの「襲撃」は、今回のような暴動以上に、報道され問題にされることが少ない。 じつは、先日このブログに案内を載せた東京蒲田での

    釜ヶ崎の暴動から受けとる(聞きとる)べきもの - Arisanのノート
    zyugem
    zyugem 2008/06/17
  • あるべき図書館(公共施設)とは - Arisanのノート

    『葉っぱの「歩行と記憶」』さんで、「図書館を考える」というテーマで、しばらくエントリーを固定されるそうです。 http://d.hatena.ne.jp/kuriyamakouji/20080608/p1 じつはぼくも、図書館業界で働いてたことがあるので、何かを書きたいのですが、具体的な提案のようなことは書けません。 色々思うことはあるのですが、ここではポイントと思うことをひとつだけ書いておきたいと思います。 とくに都市部の図書館の場合、ホームレス的な人がずっと居ついて困る、という悩みや苦情が、必ずあります。 このことが、「誰もが居心地のいい場所」としての図書館ということや、「を落ち着いて読める場所」という機能とは、矛盾することとして語られるわけです。 しかし、そもそもそういう人がなぜそこに来るかというと、他に居られる場所がないからです。真夏の炎熱や真冬の寒さをとりあえず避けて身を休める

    あるべき図書館(公共施設)とは - Arisanのノート
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    zyugem 2008/05/10
  • 図書館論議・補足 - Arisanのノート

    きのうの記事に、予想外に反響があったので、少し補足します。 行き場所のないホームレスの人等が町にあふれていて、それが図書館にやってきて席を占拠してたりする。 こういう状態になるのは、たしかに「行政の怠慢」が主因で、図書館でどうこうできる問題ではない。 それはそうでしょう。 実際問題、非常勤を含めた図書館員の人なり警備の人なりが、その人たちが行き場所がないことが分かっていながらも、居つかせないような対処をせざるをえないというのは、図書館で働く人たちのせいではありません。 しかしぼくが言いたいことは、図書館が業務の一環としてホームレスへのケアを行うかどうか、といったことではありません。 人命に関わることは最優先とされるべきだと思いますが、そもそもそういうことを図書館のようなところが担わされているということが不当なので、必要なのは、その不当さ(「行政の怠慢」)を批判していくことの方です。 「締め

    図書館論議・補足 - Arisanのノート
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    zyugem 2008/05/10
  • 見せしめ逮捕の横暴 - Arisanのノート

    どう考えても不当逮捕だよなあ、これは。 逮捕の目的が、そこ(容疑の名)にないことははっきりしてるんだから。 <映画「靖国」>抗議の右翼活動家逮捕 虚偽の車登録容疑 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080502-00000045-mai-soci 容疑が「街宣車を使って上映を妨害した」ということなら分かる。 それでも逮捕の経緯は慎重なものでなければならないが、心情的には少々強引なことをやっても取り締まれ、と言いたいところだ。 だが、この逮捕は、別件、微罪による逮捕・拘束であり、警察権力の横暴以外のなにものでもない。背景には、中国の国家主席の日訪問ということもあるのだろう。 「表現の自由をおかしてはならない」とも、「街宣車で営業妨害してはいかん」とも一言も言うわけではなく、警察の力を知らしめ、「誰が秩序を作るのか」をはっきりさせるために、そしてまた今後

    見せしめ逮捕の横暴 - Arisanのノート
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    zyugem 2008/05/04
  • NNNドキュメント'08「兵士たちが記録した 南京大虐殺」 - Arisanのノート

    こちらでも言及されているが、ちょっと内容を要約することも出来ないほど、すごい番組だった。 一点に関してのみ感想を書いておきたい。 この虐殺に関わった人たちの証言映像を見ながら、自分がこうした虐殺を実行することになった場合を想像し、その後どう生きるかということを考えてみた。 兵士として召集され、虐殺行為を命じられた場合、それを拒めるという断言はぼくには出来ない。 明白な虐殺と、戦闘のなかで敵兵を撃ったり、大都市に爆弾を投下したりといった行動がどう違うのか、よく分からないが、ここではそれは考えない。 むしろ気になるのは、たとえばこの番組で語られていたような捕虜の虐殺という行為が、兵士自身にとって、命令による強制なのか、自分の決断による行動なのか、ということである。 「軍隊に入ったら、あるいは戦場に立ったら、命令に背くことなど不可能だ」という言い分もあるが、それに背くことは、原理的には可能である

    NNNドキュメント'08「兵士たちが記録した 南京大虐殺」 - Arisanのノート
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    zyugem 2008/04/08
  • 醜悪な発言 - Arisanのノート

    話題にするのも嫌だけど、あまりに腹立たしいことなので書いておく。 「清徳丸にも重大な過失」大前議員が主張 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080309-00000008-mai-soci 海上自衛隊のイージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」の衝突事故について、自民党の大前繁雄衆院議員(65)=兵庫7区=は8日、神戸市内であった党兵庫県連の会合で「交通事故のようなもの。他の漁船が(イージス艦を)かわしているのに、あの船だけかわしていない。重大な過失があの船にあるが、そのことについて一言も触れられていない」などと述べ、清徳丸にも責任があると主張した。 この大前という議員は、安倍内閣のときの防衛政務官で山崎派の所属。 典型的な防衛族なんだろう。 毎日新聞の朝刊(9日付け社会面)には、さらに次のような発言を大前議員が行ったことも報じられている。 「イージス艦も規

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    zyugem 2008/03/10
  • 橋下氏の発言について - Arisanのノート

    2月1日付け毎日新聞朝刊(大阪社)、2面より。 橋下氏、府債容認に転換 大阪府知事選に初当選した橋下徹候補(38)は31日、来年度予算編成で府債発行(借金)を認めない方針を事実上、撤回した。府債の一部は地方交付税が充当されることを知り、30日に一部容認する方向に転換。この日は、「(発行しないという)それまでのコメントは政治的な戦術もある」などと、従来の発言を翻した。 橋下氏は府債を発行しない公約を掲げて知事選を戦った。報道陣から公約の重みを指摘されると、「あらゆることを知ったうえでしか発言できないのであれば、今までの行政と変わりがない」と反論した。また、当面は7月までの暫定予算とし、その間に全事業を見直したうえで補正予算を組む方針を示した。 よく調べてみたら思ってたのと事情が違ったので、早めに修正したということであろう。 橋下氏の擁護者は、「いわば素人なのだから、事前の勉強が不足していた

    橋下氏の発言について - Arisanのノート
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    zyugem 2008/02/02
  • 『NNNドキュメント07 孤独死・・・生活保護の闇』 - Arisanのノート

    日曜の深夜、表題の番組をみた。 Yahooテレビ欄に載った番組紹介の文章。 生活保護行政が抱える問題点を検証する。昨年、北九州市の市営住宅で男性が孤独死した。男性には生活保護の申請意思があったが、息子からの援助を促されるばかりで申請書さえ渡されなかった。北九州市はかつて生活保護受給率が全国有数だった歴史を持つが"適正化"により支給に慎重になった。その一方で、生活保護の不正受給がある"乱給"の自治体も存在する。不況の影響もあって国の社会保障関係費は膨らんでおり、申請書を渡さず受給率を低く抑える北九州市の"水際作戦"は全国のモデルになりつつあるという。 NNNのこのドキュメンタリーの枠では、以前にもこうした生活保護をめぐる行政の有り方を批判する番組を作ったことがあり、話題になった。 たしかに、生活保護については、財政難を理由に、なるべく受給させない方向にもっていこうとしている自治体が多いよう

    『NNNドキュメント07 孤独死・・・生活保護の闇』 - Arisanのノート
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    zyugem 2007/02/27