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ブックマーク / eulabourlaw.cocolog-nifty.com (126)

  • アルバイトは労働者に非ず - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    いうまでもなく、アルバイトというのはドイツ語のArbeitAlbeit(労働)に由来する言葉で、昔の学識ある学生さんたちが、自分たちの雑役的パートタイム就労をそういう風に気取って呼んでみたところから使われるようになったわけですが(ですから、日以外では「パート」と区別された「アルバイト」などという概念は存在しません)、その「労働」という意味の言葉で呼ばれる人々を、労働者ではないと主張する会社があるようです。 もともとは、例の店長は管理監督者にあたるかという問題から派生したようなんですが、つまり時給制のアルバイトが店長として応援に駆り出されたのに管理職だからと残業代を払われなかったという、まあよくある話だったようなんですが、なぜかそこから白馬は馬に非ずよりももっとすごいアルバイトは労働者に非ずという議論が飛び出してきたようです。 http://www.asahi.com/national/u

    アルバイトは労働者に非ず - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
  • どれだけサービス残業をやっていると思っているんですか - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    橋下大阪府知事のお騒がせシリーズ第何弾目かは知りませんが、こういうのも飛び出してきたようです。産経から。 http://sankei.jp.msn.com/politics/local/080313/lcl0803131157002-n1.htm >大阪府の橋下徹知事は13日、30歳以下の若手職員を対象に初めて朝礼を開いた。 ・・・さらに、橋下知事は「始業前に朝礼をしたかったが、超過勤務になるのでできなかった。たかだか15分の朝礼ができないというなら、勤務時間中のたばこや私語も一切認めない」と発言。 これに対し、後方で聞いていた女性職員(30)が突然立ち上がり、「どれだけサービス残業をやっていると思っているんですか。知事は不満があればメールを送れといって、職場を分断している」と反論した。 橋下知事は「ありがたい意見。どんどんいってほしい」と余裕の表情で応じたあと、「サービス残業に感謝してい

    どれだけサービス残業をやっていると思っているんですか - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    zyugem
    zyugem 2008/03/14
    未払い賃金の請求訴訟でも起こせば話がわかりやすくなるかも。
  • 今後の労働時間規制の在り方 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    先週金曜日の講演メモです。 http://homepage3.nifty.com/hamachan/jeckouen.html 中味はこれまでブログ上で各雑誌等で述べたきたことですが、はじめの方で現行労働時間法制についてちょっと違った観点から解説しているところがいささか面白いかも知れません。 特に、管理監督者に関するところは、意外にきちんとした議論がされていないのではないかという印象を持っています。これは、管理職は組合に入れないという扱いと相俟って、組合組織率の低下の一つの原因となっているという側面も重要です。 >(5) 管理監督者 さて、こういう奇妙な労働時間規制についても、もともと適用除外の規定はありました。そのうち、今回のホワイトカラー・エグゼンプションと大変関係が深いのが、第41条第2号に規定される「管理監督者」です。厚生労働省労働基準局のコンメンタールによれば、「これらの者は事業

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  • 事実上のデュアルシステムとしてのアルバイト - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    10月12日の雇用政策研究会の議事録がアップされていますが、諏訪先生の発言が大変面白いので引用しておきます。 http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/10/txt/s1012-5.txt >○諏訪委員 若者の問題は専門家がいらっしゃるので、なかなか発言しにくい部分があります。連携が必要だというのは全くそのとおりで、いろいろな連携が必要だと思います。例えば、高校段階における盲点の1つが高校生のアルバイトだろうと思います。生まれて初めて仕事に就く、というのが高校時代のアルバイトという人たちが非常に増えてきている。それもいわゆる普通課等も含めて、進学校でないところの子供は高校に入ると同時にアルバイトを決めて、働き始める子がずいぶんいるそうです。 そのときに適切なキャリア教育、労働法の教育ということがなされておりません。学校側は、形式上は「アルバイト禁止」などとしていま

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    zyugem
    zyugem 2008/01/17
  • EU労働法政策雑記帳: [書評]高学歴ワーキングプア 「フリーター生産工場」としての大学院 (光文社新書)

    最近のいろいろな現象を読み解く上で大変参考になるです。 高学歴ワーキングプア  「フリーター生産工場」としての大学院 (光文社新書) 著者は水月昭道さんという方で、 >1967年福岡県生まれ。龍谷大学中退後、バイク便ライダーとなる。仕事で各地を転々とするなか、建築に興味がわく。97年、長崎総合科学大学工学部建築学科卒業。2004年、九州大学大学院博士課程修了。人間環境学博士。専門は、環境心理学・環境行動論。子どもの発達を支える地域・社会環境のデザインが中心テーマ。2006年、得度(浄土真宗願寺派)。著書に『子どもの道くさ』(東道堂)、『子どもたちの「居場所」と対人的世界の現在』(共著、九州大学出版会)など。現在、立命館大学衣笠総合研究機構研究員および、同志社大学非常勤講師。任期が切れる2008年春以降の身分は未定。 という方です。 カバー見返しの案内文に曰く、 >大学院重点化というのは

    EU労働法政策雑記帳: [書評]高学歴ワーキングプア 「フリーター生産工場」としての大学院 (光文社新書)
    zyugem
    zyugem 2007/10/18
  • 労働組合は意外に選挙に強かった? - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    さて、参議院選挙結果も出揃ったところですが、今後の政局とかいったたぐいはそういうのの好きな方々にお任せして、当選した方々の顔ぶれについて、労働関係者の目から見たコメントを。 まずは何よりこれを、 http://www2.asahi.com/senkyo2007/kaihyo/C02.html 民主党の比例区当選者20人のうち7人が労働組合出身で、しかも上位に集中しています。かつては参議院全国区といえば社会党、民社党とも労組関係者が大部分であったのですが、その後徐々に衰退し、組合の集票力もかなり疑問符が付けられるような状況になっていたのですが、今回は追い風に乗りながらうまく組織内候補を国会に送り出せたと言えそうです。 民主党結成以来、労組との関係はあんまりなめらかではなく、松下政経塾でお勉強しました的党首の頃は、なんだか抵抗勢力として足蹴にされてるような感じすらありましたが、組合叩きで人気を

    労働組合は意外に選挙に強かった? - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    zyugem
    zyugem 2007/07/31