山梨県教委は19日、大雪による交通寸断で私立大受験を断念した県内の高校生が、公私立24高校の延べ223人(同日朝時点)に上ることを明らかにした。文部科学省や県教委の特例措置を求める要請を受けて、20私立大が再試験の実施を決めた。 県教委によると、受験を断念した生徒が最も多い大学は早稲田大(文など4学部)の44人。10人以上いる大学は、日本大(文理、生物資源科学部)31人、中央大(理工など4学部)28人、慶応大(商など4学部)19人、明治大(商、農学部)19人、法政大(法、国際文化学部)14人。 文部科学省によると、現時点で白梅学園大、中央大など20私立大の一部の学部で再試験実施を決定。日本大は文理学部入試で再試験をし、28日に申請を締め切り、3月8日に試験を行う。日本大は「被害の広がりや復旧の困難ぶりが判明し、受験生の気持ちを推察した」とする。 甲府南高3年生の担当教諭は「あの大雪は