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ブックマーク / gurugurian.hatenadiary.org (4)

  • 忠誠・同化を強要する論理 - 歌ったらアカン歌なんてあるわけないんだッ!

    図書館で借りた「<日人>の境界」をようやっと(返却期限ギリギリで)読み終えた。 「日人」の境界―沖縄・アイヌ・台湾・朝鮮 植民地支配から復帰運動まで 作者: 小熊英二出版社/メーカー: 新曜社発売日: 1998/07/01メディア: 単行購入: 9人 クリック: 67回この商品を含むブログ (75件) を見る で、k3altさんのブログを覗いてみたら「日人って何だろう」という記事を書いておられて、奇妙な縁と共時性を感じると同時に、そのコメント欄を読みながら「今も昔も変わんねえな」と、しばし感慨にふけった。 タイトルにあるように、このは明治以降「日人」と「非日人」の境界に置かれた人々―ある時は「日人」として取り込まれ(包摂され)、ある時は「非日人」として排除されたアイヌ、沖縄・台湾・朝鮮出身者―の歴史について書かれている。自分が勉強不足なせいもあってか、初めて知った事実も多

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  • 秦郁彦氏に田母神「論文」を批判する資格はあるのか?(追記あり) - 歌ったらアカン歌なんてあるわけないんだッ!

    こちらで少し触れた、2004年のセンター入試で「朝鮮人強制連行」に関する問題が出題された件だが、秦郁彦氏が著書「歪められる日現代史」*1でこのことに触れている。 歪められる日現代史 作者: 秦郁彦出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2006/01メディア: 単行 クリック: 7回この商品を含むブログ (5件) を見る 秦氏は、この試験で「不適切な設問があったため、不利益を蒙ったとして」受験生の一人が地裁に仮処分を申請(こちらは却下されたらしい)し、また七月に早大新入生ら七人がセンターを提訴したことを紹介し*2、「しかし強制連行の定義について論争があることを知っている受験生なら、『歴史的事実に反し思想良心の自由を踏みにじられた』(仮処分の訴状)とか、『一種の踏み絵』と不快に感じてもふしぎはない」(p67)と書く。 しかしこれは贔屓の引き倒しというものだろう。前に紹介したように、今

    秦郁彦氏に田母神「論文」を批判する資格はあるのか?(追記あり) - 歌ったらアカン歌なんてあるわけないんだッ!
    zyugem
    zyugem 2009/01/25
  • ネオナチの「分裂」と南京大虐殺否定論者の「矛盾」 - 歌ったらアカン歌なんてあるわけないんだッ!

    「アウシュヴィッツと<アウシュヴィッツの嘘>」を読んだ。 アウシュヴィッツと(アウシュヴィッツの嘘) (白水Uブックス) 作者: ティル・バスティアン,石田勇治(他)出版社/メーカー: 白水社発売日: 2005/06/07メディア: 新書購入: 8人 クリック: 42回この商品を含むブログ (20件) を見る 以前Apemanさんがホロコースト否定論と南京事件否定論との類似点というエントリーを書いておられたけれど、実際こので取り上げられている欧米の「修正派」によるホロコースト否定論と、日歴史修正主義的言説には似通った部分が多い。また「修正派」の主張が支持される遠因としての「相殺メンタリティー」についての考察も、日歴史修正主義について考える上で興味深い。 その中で、次の記述が気になった。 今日、右翼急進主義者たちの振る舞いは、奇妙なかたちで二つに分裂している。彼らは一方では、なんと

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    zyugem
    zyugem 2008/11/10
  • 「『百人斬り競争』と南京事件」書評、と覚え書き。 - 歌ったらアカン歌なんてあるわけないんだッ!

    「百人斬り競争」と南京事件―史実の解明から歴史対話へ 作者: 笠原十九司出版社/メーカー: 大月書店発売日: 2008/06/01メディア: 単行 クリック: 25回この商品を含むブログ (7件) を見る 以下はミクシィレビューに書いたもの。 南京事件についてはそこそこ詳しいつもりではあったのだが、そんな自分にとっても書は圧巻だった。日刀が(一部で流布している俗説に反して)白兵戦や捕虜殺害などに対して非常に「実用的」であったこと、また当時の日では「○○人斬り」が残酷な行為ではなく、勇敢さ・勇猛さを示す行為として受け取られていたこと(当時、若い女性ですら「十九人ナデ斬りですって?マア、素敵だ!」と喜びの声を上げていたことが紹介されている)、また、新聞で「○○人斬り」があたかもスポーツ選手が好成績を挙げたかのように報道されたこと、そのことが兵士を鼓舞し、ますます「○○人斬り」に拍車がか

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