空高く蹴り上げたぼろぼろのサッカーボールを、弾丸で打ち抜く。 そんなシーンからストーリーが始まるブラジルの映画を観ました。ちょうどW杯の日本対ブラジル戦の数日前のことです。 会社の後輩から借りてきたDVDは、『CITY OF GOD』。リオデジャネイロの貧民街を舞台にした少年ギャングたちの半生を描いた映画です。W杯開催中とあって話題として関連付けたいところですが、残念ながらメインはサッカーの話ではありません。設定は1970年代前後でしょうか。ほぼ事実を基にしたストーリーらしく、少年ギャングたちが敵対する少年たちを銃で容赦なく殺しまくります。 しかも、銃を発砲し、他人の命を奪いながら、その少年たちの顔は笑顔です。かなり生き生きとして、目が輝いちゃったりしています。殺すことが楽しくてしょうがない、殺しが僕らの生きる証だ!と言わんばかりの満面の笑みなのです。 少年A:人を殺すのって簡単だよ。人っ
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