中国で作業した素材が届かなければ多くのアニメ制作がストップする アニメの基本原理はパラパラ漫画だ。1秒間に24フレーム(コマ)の絵が必要で、日本のテレビアニメでは3コマ打ち(3コマ分同じ絵を映すこと。つまり秒間8コマ)、2コマ打ち(秒間12コマ)の動画を用意することが多い。カメラを回せばひとまず映像が撮れる実写と違ってアニメでは膨大な数の絵を用意する必要がある。 最近のアニメの制作工程の典型的なワークフロー 「A Film Production Technique Seminar」より 国内のアニメスタジオは主に、動く絵のベースとなる「原画」(キャラの表情や動きのキーとなる絵)と、その原画と原画の間をつなぐ「動画」(その1枚1枚を中割と呼ぶ)の一部を制作するが、動画の大部分の制作や、それをスキャンしコンピューターに取り込み色をつける「仕上げ」作業を、海外、特に中国に発注してきた(上記図の右
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