約3000匹のイワシが泳ぐ「いわし資料館」の水槽展示=千葉県九十九里町で2023年6月13日午後0時17分、小林多美子撮影 千葉県九十九里町が特産のイワシをPRする施設「いわし資料館」(同町小関)で約3000匹のイワシを入れた水槽の展示が、動物愛護団体から「超過密状態で飼育され、不適切」として廃止を求められている。改善の要望を受けた同町は「映像などでの展示も視野に、今後検討していきたい」としている。 資料館は観光施設「海の駅九十九里」に併設され、水槽は同駅の売店に面した入り口付近にある。楕円(だえん)形の円筒型で直径は横約4・5メートル、縦約2メートル、高さが約1・6メートル。イワシは外敵から身を守るため集団で回転しながら群れを作る習性があり、水槽の中で泳いでいる様子は群れのようにも見える。 しかし、NPO法人「アニマルライツセンター」(東京都)は「同じ場所で過密な状態で統制も取れずにぐる