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ブックマーク / natrom.hatenablog.com (64)

  • 「血圧200を放っておいたが問題なかった」などと放言する医者を信じてはいけない! - NATROMのブログ

    プレジデント2022.10.14号で「信じてはいけない!健康診断、医者、クスリ 最新版・コロナ対応 病院に頼らない生き方」という特集が組まれ、養老孟司氏と和田秀樹氏の対談が掲載されました。その対談から和田氏の発言部分を引用したツイートが6000件以上のリツイート、1.6万件以上の「いいね」がされました。 これ、もう答え出てるじゃん。 プレジデント 2022.10.14号 和田秀樹氏 pic.twitter.com/AW5M7xfsCK— のりのりもふもふ (@SFtFQjTAUuQzPVF) October 6, 2022 引用された和田氏の発言は「財政破綻した夕張市が結果的に社会実験になりました。市民病院が廃院になって、19床の診療所だけになり、しかも無料バス廃止で通院に1000円かかるようになり、多くの人が医者にかかれなくなった。市民の健康状態は悪化するのかと思われたが、ほとんどの病気

    「血圧200を放っておいたが問題なかった」などと放言する医者を信じてはいけない! - NATROMのブログ
    VodkaDrive
    VodkaDrive 2022/10/24
    恥ずかしながら、和田秀樹の本業が医者だと初めて知った。医者やりながらあれだけ受験書籍を執筆してたのか…普通なら素直に凄いと思うところだが、この記事で実態を知ると「エセ療法で病院業務軽減」を疑ってしまう
  • 閾値とかホルミシス効果とかをバナナで説明してみる - NATROMのブログ

    バナナ毒 もうそろそろ、地震や原発事故とは関係ない話をしてもよい頃だろう。今回は、バナナの毒(バナナトキシン)の話をしよう。バナナトキシンについては、知らない人のほうが多いかもしれない。ある特定の品種のバナナに含まれるバナナトキシンは、ハイアイアイ熱という疾患のリスク因子となる。ハイアイアイ熱は、南太平洋にあるハイアイアイ諸島の風土病である。比較的若い人に発症しやすく、断続的な発熱を繰り返し、最終的には消耗して死に至る。ハイアイアイ熱が猖獗を極めた1900年頃は、ハイアイアイ人の死因の5割近くに達したという。 現在では、ハイアイアイ熱はハイアイアイ人特有の遺伝的素因と環境因子(バナナトキシンの経口摂取)が複合して起こる、ある種の膠原病であると考えられているが、当初は感染症ではないかと疑われた。しかし、感染症のパターンをとらないこと、病原微生物を確認できないこと、昔から「バナナ知らずは熱知ら

    閾値とかホルミシス効果とかをバナナで説明してみる - NATROMのブログ
    VodkaDrive
    VodkaDrive 2011/04/02
    ネタ記事だが、内容は事例が架空なだけで勉強になる。/それにしても、ハイアイアイの名をここで見るとは思わなかった。小学生の頃に「鼻行類」を読んだ時の衝撃は忘れがたい。
  • ホメオパシー訴訟の和解がもたらした最大の成果 - NATROMのブログ

    山口市助産師ビタミンK不投与事件における、助産師と母親の和解およびその報道(■山口助産師ビタミンK不投与事件 「母親と助産師和解」と朝日新聞でを参照)について、日ホメオパシー医学協会がコメントしている。この訴訟および和解がもたらした最大の成果は、日ホメオパシー医学協会から、 ■日ホメオパシー医学協会 12月22日付けasahi.comニュース 社会裁判記事(伊藤和行記者)に報じられた記事について日ホメオパシー医学協会(JPHMA)よりコメントします。*1 ホメオパシーのレメディーは、ビタミンK2のシロップの代用にはなりません。 という言質を明確に引き出したことにあると私は考える。このことで、日ホメオパシー医学協会のせいでビタミンK欠乏性出血の危険にさらされる赤ちゃんはいなくなる。原告のおかげで、他の赤ちゃんの命が救われた。もう少し早い段階から、「ホメオパシーのレメディーはビタミン

    ホメオパシー訴訟の和解がもたらした最大の成果 - NATROMのブログ
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    VodkaDrive 2010/12/24
    日本ホメオパシー協会の「言質」がどれほどのものか、様子を見たいところ。何事も無かったかのようにビタミン剤へのネガキャンとK2レメディの投与を続ける可能性も少なくないと思うので。
  • やる夫が予防接種の害について主張したいようです - NATROMのブログ

    ____ / \  /\ キリッ .     / (ー)  (ー)\    予防接種によって、健康を犠牲にして達成される予防などナンセンス。 /   ⌒(__人__)⌒ \    抗体を永続的に存在させるためには、 |      |r┬-|    |   病原体の一部が体に残存していることになる。 \     `ー'´   /    異物が残存する状態は健康とは言えない。 ノ            \   なぜなら健康であれば異物を排泄してしまうからだ。 /´               ヽ |    l              \ ヽ    -一''''''"〜〜``'ー--、   -一'''''''ー-、. ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) )  (⌒_(⌒)⌒)⌒))             ヽ  } __    .r┘ヽ } / / __. \ ┘  }ノ――‐ 、 |  |   |

    やる夫が予防接種の害について主張したいようです - NATROMのブログ
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    VodkaDrive 2010/12/08
    「免疫力を高める」と自称するホメオパシーにとって「本物の免疫医療」である予防接種は「なんとしてでも否定しなければ商売に差し支える」ものなのだろうなあ。
  • ホメオパシーが叩かれる理由 - NATROMのブログ

    ホメオパシーは叩かれ過ぎか? ■「ホメオパシー叩き」は統合医療潰しを目的としていたのか?にて、週刊ポスト(2010年12月3日号)に掲載された黒岩祐治氏による『「ホメオパシー叩き」に隠された「統合医療は迷信」の権威主義』という記事を批判的に紹介した。その次号である週刊ポスト(2010年12月10日号)に掲載された『「ホメオパシー問題」に私がこだわった理由』にて、NATROMの日記に言及していただいた上で、黒岩氏の真意が説明された。 私自身、マスコミ報道の難しさを改めて感じるが、特に同じテーマを連続して取り上げた場合、記事の内容以上にある種のイメージが加速度的に膨らんでいく危険性を常にはらんでいる。”ホメオパシー叩き”と私は称したが、そう感じていた読者は少なくとも私の周囲には少なくなかった。 しかし、いかがわしい療法であるというイメージがホメオパシーそのものに限定されているなら、私はあえてこ

    ホメオパシーが叩かれる理由 - NATROMのブログ
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    VodkaDrive 2010/12/03
    黒岩氏自身が「今、起きている出来事を全体の中でどの程度の問題として捉えるべきなのか、その構図がしっかりと描ききれないままに報道している」と言うのが皮肉と言うべきか。
  • 宝石岩盤浴バイオマット - NATROMのブログ

    宝石岩盤浴バイオマットというものがある。今のところ、宝石岩盤浴バイオマットが癌に効くという医学的証拠はない。私はインチキ商品であると考えている。仕組みは電気毛布に似ているが、特殊な加工によって何か健康にいいものが放出されていると主張されている。検索で上位のサイトから引用しよう。 バイオマットアメジストたっぷり3点セット内容 「新世紀の最新テクノロジー:量子治療学」なのだそうだ*1。「痛みと堅くなった関節の緩和」「血流UP」ぐらいは、単に加温による効果としてあるだろう。「静脈波とは、地下水脈を通ると増幅される地球そのものが持つ波長のこと*2」というのは初耳である。というか、あまり科学に詳しくない人を対象にしたハッタリであろう。ある程度の科学知識があれば、よほどのことがない限り宝石岩盤浴バイオマットを買うことはない。冒頭でも述べたように、宝石岩盤浴バイオマットが癌に効くという医学的証拠はない。

    宝石岩盤浴バイオマット - NATROMのブログ
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    VodkaDrive 2010/12/01
    十中八九、以前はただの「岩盤浴マット」として売っていた商品のパッケージと売り文句を替えただけの代物。
  • 「少子化は回復する」数学的証明、続き - NATROMのブログ

    書かれていない要旨を読み取るのが上手な紫藤ムサシさんの ■「少子化は回復する」数学的証明(科学で政治・社会を考える:論理政治科学研究室) に対して、批判的なエントリーを行ったところ、お返事があった。 ■バカにつける薬(科学で政治・社会を考える:論理政治科学研究室) なんと続くのだ。長文の上、あんまり面白く無いけれども、行きがかり上しょうがない。落ち着いたら、「よくあるドーキンスの誤解」という感じで要点をまとめよう。 4月30日 「ゲームの理論」と少子化 10月5日 「少子化のウソ」を社会生物学から見る を”わざわざリンク”して表示しております。 これに対しては「全く言及が無い」のは、どうしたことでしょうか? ムサシさんの【「少子化は回復する」数学的証明】の誤りを指摘するだけなら、不要であるからだ。間違いがいっぱいある(ほんとうにいっぱいある)ので、おいおい指摘していこう。 「利己的な遺伝子

    「少子化は回復する」数学的証明、続き - NATROMのブログ
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    VodkaDrive 2010/10/23
    不毛なやり取りの結末。あっちは「答えに窮したから書込み禁止にしたのだ!私の勝ちだ」と息巻く事であろう。/「(無関係な用語)も理解できない奴とは議論できない」と言う典型的発言が最後の台詞と言うのも感慨深い。
  • 医療ネグレクトの定義 - NATROMのブログ

    ホメオパシーをはじめとした代替医療の問題として、子供が必要な医療を受けられないことがある点が挙げられる。もちろん、多くの場合、代替医療を利用している親も、子の病状が重篤になれば医療機関に受診させ標準医療による治療を受けるだろう。しかし、現代医学を否定するタイプの代替医療に親がはまっている場合には、被害が生じる危険は高まる。日でもホメオパシーに傾倒した親による子の医療拒否の事例が報道された。 ■asahi.com(朝日新聞社):代替療法ホメオパシー利用者、複数死亡例 通常医療拒む - アピタル(医療・健康) さいたま市では昨年5月、生後6カ月の男児が体重5千グラム前後の低体重のまま死亡した。両親は助産師の勧めでホメオパシーに傾倒。市によると、病院での男児のアトピー性皮膚炎の治療や予防接種も拒否していたという。 報道が事実であるとしたら、このケースは、虐待の一種である医療ネグレクトとみなされ

    医療ネグレクトの定義 - NATROMのブログ
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    VodkaDrive 2010/10/14
    どこまでが介入の必要がある「狭義の医療ネグレクト」かが問題になるのだろうが…それにした所で、判断基準となる%も医師の診察無しには判らないワケで、代替医療に嵌った親は医師の診察さえ拒んだりするし。難しい
  • ホメオパシーはまた人を殺すだろう - NATROMのブログ

    ハインリッヒの法則をご存じだろうか。「一件の大きな事故・災害の裏には、29件の軽微な事故・災害、そして300件のヒヤリ・ハット(事故には至らなかったもののヒヤリとした、ハッとした事例)がある」という法則のことだ*1。1:29:300という比は分野によって異なるだろうが、重大な事故の背景には事故に至らない多くの事例があると一般的にも言えると思う。医療の分野でも、重大な事故を防止するために、事故に至らない事例も報告して、情報を共有しようとしている。 さて、今回は、日ホメオパシー医学協会認定のホメオパスのブログから、運よく重大な事故には至らなかった事例を紹介したい。リンク先を読めばわかるが、ホメオパス人は、ヒヤリ・ハットの事例ではなく、成功例であると誤認している。 ■ホメオパス片上敦子's blog: 久しぶりに体験談です!*2 予防接種デトックスで、娘が健康体に (仮名:ちりちゃん・7歳)

    ホメオパシーはまた人を殺すだろう - NATROMのブログ
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    VodkaDrive 2010/10/13
    元の話を見て「ワクチンは怖い」と思う層はどの程度居るのだろう/既にカルト化してるホメジャに、「カルト化するのでは」という心配はあまり意味がないのでは。これ以上広まらないようにする事の方が大切だろう。
  • ニコ生に電話ゲストとして出ます - NATROMのブログ

    ニコ生シノドス『ホメオパシー騒動とニセ科学論争の行方』に電話ゲストとして出演させていただけることになりました。日時は9月26日(日) 20:00〜22:00です。 ■SYNODOS JOURNAL : ホメオパシー騒動とニセ科学論争の行方 菊池誠×久保田裕(司会:荻上チキ) 「ニコ生シノドス」はじまります!! 第一回放送のテーマは「ホメオパシー」と「ニセ科学」。 司会は荻上チキ、ゲストは菊池誠さんと、朝日新聞科学医療グループ記者の久保田裕さん。 さらに電話ゲストとして、NATROMさん(ブロガー・内科医師)、唐木英明さん(東大名誉教授・日学術会会議副会長)を予定しています。 予定では、私の時間は10〜20分間のようです。このメンバーなら、ホメオパシーの特異的効果の有無について、いまさら議論はないでしょう。上記でリンクした公式サイトによると、代替医療やニセ科学、メディアが果たすべき役割など

    ニコ生に電話ゲストとして出ます - NATROMのブログ
    VodkaDrive
    VodkaDrive 2010/09/24
    謎に包まれた医師集団NATROM団代表の声が今明らかになる。次回、ニコ生シノドス『ホメオパシー騒動とニセ科学論争の行方』 、乞うご期待!~放送は日曜20時!お見逃しなく!
  • 「虚構体系」の効果 - NATROMのブログ

    twitterにて、「針灸やホメオパシーは、先生の話や、そのよくできた虚構体系によって、治癒する可能性」があるのではないか*1という議論があった。yonemitsu(米光一成)さんの主張は、ホメオパシーそのものに効能がないことには同意しつつ、「おまじない」として効果があるのではないか、「おまじない」の効果を検出できない二重盲検法で「効かない」と判断するのはフェアではないのでは?、というものである。■Togetter - 「西洋医学VS虚構体系(←大雑把です)論議」でも議論は読めるが、yonemitsuさんのブログがまとまっているので引用する。 ■こどものもうそうblog | 松永肇一「ホメオパシーと知恵の輪」を読んで考えた で、ぼくは、ホメオパシーや鍼灸などの民間療法のキモは「長年かけて築いてきた虚構体系が効く」という点だと思う。 単純に言っちゃえば「おまじない」だ。でも、それが効くために

    「虚構体系」の効果 - NATROMのブログ
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    VodkaDrive 2010/09/09
    虚構体系による効果を「医療」と認めるには抵抗が。RCTで効果の確認されたものを、医療ではなく別の枠組みで、なら有効とも思うが、それでも標準医療と大きく衝突する、ホメオパシーのような「虚構」は危険だと思う。
  • 「冷たい」標準医療は「ぬくもりある」代替医療に勝てない - NATROMのブログ

    がんばれ!山先生〈2〉 「がんばれ!山先生」は、日医事新報という雑誌に掲載されている4コママンガである。日医事新報は医師向けの雑誌であるので、「がんばれ!山先生」も、完全に医師向けの内容である。内輪受け、自虐ネタが多い。今回紹介する「現代ムンテラ事情」も、自虐ネタである。「ムンテラ」とは、患者さんやご家族に対する説明のことを指す業界用語である。もともとは、「口(くち)」という意味のムント(Mund)と、「治療」という意味のテラピー(therapie)を合わせた言葉であるが、以下に引用するように、ぜんぜん治療になっていないことが多い。 現代ムンテラ事情(がんばれ!山先生〈2〉より引用) むろんこれはマンガなので誇張されている。実際にはこんな医師はいないだろう。だけど、医師の多くは、このマンガを読んで、「アハハ、だよねー」と思うのだ。200分の1の死亡率と聞いて安心できない患者さん

    「冷たい」標準医療は「ぬくもりある」代替医療に勝てない - NATROMのブログ
    VodkaDrive
    VodkaDrive 2010/09/03
    「現実は冷たく厳しいから、ぬくもりがあってやさしい嘘がいい」と言うことなら、「相手に甘い夢を見せる詐欺は犯罪ではない」と言う事にしたらどうかな。冷たい暖かいで代替医療を支持するってそういう事でしょ。
  • ホメオパスの成功体験が悪性リンパ腫を見落とさせた - NATROMのブログ

    リスクの大きさの感じ方は、代替医療に親和性のある人との間に大きな隔たりがあるようだ。新生児にビタミンKを投与しなければ、頭蓋内出血等で死亡する確率は2000〜4000分の1である。私を含めて、ほとんどの医師は、無視できないリスクと考えるだろう。だけど、そうでもないと考える人もいるようだ。 看護師敗訴だと仮定する。支払うべき損害賠償額は請求5640万円の1/4000すなわち1万4100円が妥当だろう。*1 医師のほとんどは、大学病院などの大きな病院で研修をはじめる。入院が必要な病気、生きるか死ぬかという病気、大学病院に集まるような稀な病気から診る。風邪や下痢といった「簡単」な病気からはじめて、だんだんと難しい病気を診ていくのではない。確かに、風邪や単なる下痢は「簡単」な病気である。特に治療しなくても、いや、間違った治療をしてすら、自然に治る。しかし、「簡単」な病気の中から、「稀な」病気を見つ

    VodkaDrive
    VodkaDrive 2010/08/31
    「俺はこうやって上手く行った」は、連続する事により法則化され、迷信行動になる。成功した時とは全く状況が違うのに気付かずに同じ迷信行動を取り、破滅に至る事も少なくない。成功体験は悪魔の罠だ。
  • アナフィラキシーショックをホメオパシーで治した!スゴイでしょ! - NATROMのブログ

    「nina's[ニナーズ]」という雑誌にホメオパシーの体験談が載っていると聞いて、購入してみた(2010年9月号[平成22年8月7日発売])。子育て中の女性をターゲットにした雑誌のようだ。UA(ウーア)という女性シンガーソングライターが表紙で、UAさんのインタビューで、ホメオパシーの体験談が出てくる。一昨年の自宅出産の際、助産師からホメオパシーなどを受けたという。 そんなお産も、1ヶ月前までは旦那さんと何度も話し合った。「うちの主人は私なんかが足元にも及ばないような野性児で。自分は妹たちのお産も全部付き合ったし、馬も牛の出産も経験してると。助産師さんを呼ぶのにお金がかかるなんて信じられないと言うんですよ。でも自分は不安だし、彼の言っていることも正論だし…けっこう自分の心身を問われる時間でした」。最終的には彼女の意見を尊重してくれ、助産師さんを呼んでの出産が実現。「助産師さんはイトーテルミー

    アナフィラキシーショックをホメオパシーで治した!スゴイでしょ! - NATROMのブログ
    VodkaDrive
    VodkaDrive 2010/08/19
    こういう体験談が、どんどんロシアンルーレットの敷居を低くしてゆく。弾倉の中の実弾の割合がどの程度かも置き去りのままに。
  • ホメオパシーの有効な利用法 - NATROMのブログ

    ホメオパシーのレメディは実質的に砂糖玉と一緒で、薬理的な効果は何もない。にも関わらず、というか、だからこそ、診療でレメディが使えたら、結構便利だろう。いくらでも使いようはある。たとえば、 薬に抵抗のある人に 「ワクチンは嫌」「ステロイドって副作用が酷いんでしょう?」などと、副作用を過度に恐れて、医学的に必要な薬の使用を嫌がる人がいる。薬を使わないより、薬+砂糖玉のほうがまし、という場合には、「薬の有害性を打ち消すレメディー」を同時に摂ってもらうことで、薬の使用に納得を得やすくなる。実際には「薬の有害性を打ち消す」のではなく、「薬に対する不安感を打ち消す」ことを期待して使う。 薬が不要の人に 一方で、単なる風邪に対して、「総合感冒薬と解熱薬と咳止めと抗生物質と胃薬を処方してください」などと、医学的には不要なのにやたらと薬を希望する患者さんもいる。そういう患者さんには、「自然治癒力を引き出すレ

    ホメオパシーの有効な利用法 - NATROMのブログ
    VodkaDrive
    VodkaDrive 2010/08/13
    代替医療を有効に利用するには、まず標準医療の診断を受けて「代替医療を受けても問題ない」という許可を得なければいけない、と言う制度が必要になるのではないだろうか。
  • ホメオパスになるためのコスト - NATROMのブログ

    ホメオパシーによる被害者は、レメディによる治療を受けた人だけではない。ホメオパス自身も被害者となりうる。ホメオパシージャパンの関連団体にホメオパスを養成する学校がある。学長は由井寅子氏だ。 ■ホメオパシー統合医療専門校 カレッジ・オブ・ホリスティック・ホメオパシー 患者だけではなく、「ホメオパスになりたい人」も、ホメオパシージャパンの顧客なのだ。カレッジ・オブ・ホリスティック・ホメオパシー(CHhom)には複数のコースがあるが、たとえば、「プロフェッショナル・ホメオパス養成コース」は、4年かけて、「日ホメオパシー財団日ホメオパシー医学協会(JPHMA)認定ホメオパスの受験資格」を得ることができる。もちろん、「JPHMA認定ホメオパス」は国家資格ではない。一民間団体の資格に過ぎない。私の見るところでは、「JPHMA認定ホメオパス」の資格には何の価値もなく、CHhomのやっていることはただ

    ホメオパスになるためのコスト - NATROMのブログ
    VodkaDrive
    VodkaDrive 2010/08/10
    「資格取得」ではなく「入信」とか「叙階」とか「宣教者任命」と言い換えるべきじゃないかな。まあ、金を取ってそういう位階を与える宗教はだいたいカルトだけど。
  • ホメオパシーについて朝日新聞が詳報 - NATROMのブログ

    日(2010年8月5日)、朝日新聞が、紙面およびウェブにて、ホメオパシーについての記事を掲載した。まず、ウェブ版をリンクする。 ■asahi.com(朝日新聞社):「ホメオパシー」トラブルも 毒薄め妊婦や乳児に処方 - アピタル(医療・健康)*1 紙面のほうは、見出し、及び、記事の一部が異なる。紙面はこんな感じ。 代替療法 乳児トラブルも 記事の内容は、ほぼ文句のつけようがない。7月上旬に各助産師が提訴されたことを各紙が伝えた記事では、「自然療法」とだけあって、「ホメオパシー」という言葉はなかった(後に読売新聞は7月31日の解説記事で「ホメオパシー」について言及した)。日の朝日の記事では、記事見出しに明確に「ホメオパシー」と書かれている。「推進団体の日ホメオパシー医学協会」と、団体名を明確にしたことも評価する。これまでの報道では、「予防接種などを否定する傾向の強い普及団体」「自然療法

    ホメオパシーについて朝日新聞が詳報 - NATROMのブログ
    VodkaDrive
    VodkaDrive 2010/08/05
    本当に、今回の朝日新聞は丁寧な仕事をしている。ホメオパシーの効果についてはもう少し断定的に否定しても良いだろうとは思うが。それにしても助産師会の神谷理事の言い様には腹が立つ。
  • 自称「摂食障害の専門家」に訴えられかけた思い出 - NATROMのブログ

    ■助産院は安全?というブログでは、ビタミンKを含むシロップの代わりにホメオパシーのレメディを投与することについての危険性を、マスコミが報じる前から伝えていた。該当するエントリーはたとえば、■ホメオパシー、レメディの問題>K2シロップの件 - 助産院は安全?である。以前は、FC2ブログであったが、最近、はてなに引っ越した。旧ブログ*1によれば、 お世話になったFC2ブログでしたが、今回、このブログに関してブログ運営会社の方に批判を受けている助産師の知人と名乗る人物から、 『名誉棄損や営業妨害で訴えるかもしれませんから、そちらの方で先になんとかしてください』 との要請が入ったそうです。 そこでブログ会社より、どうしましょうかと連絡を頂きました。 まあ、圧力ですよね。 とのことである。この件に関する考察はすでにYosyanさんが■「助産院は安全?」がお引越し - 新小児科医のつぶやきで詳しくされ

    自称「摂食障害の専門家」に訴えられかけた思い出 - NATROMのブログ
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    VodkaDrive 2010/07/24
    あの手の連中は、摘発されても団体名や商品名を変えて同じ商売を続けるのが珍しくないので、驚く事はない。驚く事はないが、呆れかえってしまう。
  • クリニックで幹細胞療法はいかが? - NATROMのブログ

    幹細胞は、さまざまな細胞に分化する能力を持つ。骨髄移植や臍帯血移植などの造血幹細胞移植はすでに標準医療となっているが、それ以外の再生医療への応用については、まだ研究段階である。しかし、ロシアでは、「しわ取りから、パーキンソン病、インポテンツに至るまで、あらゆる治療をする」と宣伝されているそうだ。 ■違法幹細胞治療、ロシアで野放し | WIRED VISION スミルノフ所長は、いくつかの国立研究所で骨髄や脂肪から採取した成人の幹細胞を使った実験的治療が時々試みられているのは知っているという。しかしその他のクリニックの多くは、宣伝や注射の中身に関する規制がほとんどない状態で治療を行なっているとスミルノフ所長は指摘する。 科学者たちによると、幹細胞を培養して分離するには熟練した技術と高価な機器が必要だが、各クリニックが必ずしもそれらを備えているとはいえないという。そのため、幹細胞だとされるもの

    クリニックで幹細胞療法はいかが? - NATROMのブログ
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    VodkaDrive 2010/07/23
    また千島学説か!ホント節操がないな。
  • 自己決定権、親権の及ぶ範囲、医療専門職による説明義務を考える - NATROMの日記 #c kiri 2010/07/19 16:28

    山口市において、乳児がビタミンKを投与されず、「自然療法を提唱する民間団体の砂糖製錠剤」を与えられ、ビタミンK欠乏性出血症による急性硬膜下血腫を起こし死亡したという事件があった(■(cache) 損賠訴訟:山口の母親、助産師を提訴 乳児死亡「ビタミンK与えず」 - 毎日jp(毎日新聞)*1 )。まず、亡くなった赤ちゃんに哀悼の意を表する。母乳育児を行うとビタミンKが不足し、約2000分の1の確率で出血による重篤な事態に陥るが、ビタミンKを投与することで予防できる。この件で助産師が与えたとされる砂糖製錠剤は、ホメオパシーのレメディのことである。有効成分は含まれていないので、当然、出血の予防はできない。 この事件から、多くのことが学べると思う。代替医療の是非、ホメオパシー団体の対応の妥当性、助産師などの医師以外の医療従事者の裁量範囲、標準医療を拒否する親に対する対応、医療ネグレクトの定義、医療

    自己決定権、親権の及ぶ範囲、医療専門職による説明義務を考える - NATROMの日記 #c kiri 2010/07/19 16:28
    VodkaDrive
    VodkaDrive 2010/07/18
    我々とは違う日本語を用いる早川先生。生徒とどうやって意思疎通を図っているのだろう。