中国の教育当局は、9月の新学期から、韓国系中国人が通う朝鮮族学校でも中国語による国家統一教科書の使用を開始し、ハングルの教育が姿を消すという懸念の声が出ています。 中国の朝鮮族学校では、これまでハングルで教えていた語文、政治、歴史の科目を9月の新学期から、中国語で教えています。 2023年度の大学入学試験からは、少数民族に与えていた加点もなくなるため、ハングルの教育は後回しになるという懸念の声が出ています。 中国の内モンゴル自治区でもモンゴル語の教科書が中国語に変更され、地元住民の反対運動が起きていますが、中国当局による中国語教育強化の方針について、一部の韓国系中国人の間では、朝鮮族固有の言語をなくすための政策だとして、反発する声が出ています。