「タッチで使うネット端末」と言うと、アップルのアレが思い浮かぶ時期だが、そこにあえて別のアプローチでトライしたのが、シャープの「NetWalker PC-T1」(以下PC-T1)だ。 そのたたずまいから「帰ってきたザウルス」の印象も強いが、PC-T1の試作機をお借りすることができたので、その能力をチェックしてみたい。 ハードは「PC-Z1」とほぼ同等、重さは大幅に軽減 まず、製品の位置付けを確認しておこう。シャープの「NetWalker」は、日本のパソコンメーカーがネットブックやCULVノートに舵を切る中で、あえて「非インテル・Windows」系で攻めた製品だった。 2009年9月に登場した前モデル「PC-Z1」は、CPUにFreescaleのi.MX515(コアはARM Cortex A8、クロック800MHz)を採用し、OSはUbuntu。「Atom+Windows」という組み合わせを