連載 360° 公開 2010/03/20 17:00 更新 2010/03/20 17:06 ソース bounce 319号 (2010年3月25日発行) テキスト インタヴュー・文/久保田泰平 bloodthirsty butchersの現在・過去、その素敵すぎる佇まいに触って! 〈bloodthirsty butchersは常に革新的だ〉──これは本誌2001年9月号でインタヴュアーのフミヤマウチ氏が記した最初の1行だが、この言葉にいまだ疑いはない。あれから9年近くも、もっと言えばCDデビューから20年も経つというのに、だ。吉村秀樹(ヴォーカル/ギター)、射守矢雄(ベース)、小松正宏(ド ラムス)、田渕ひさ子(ギター)──4人が鳴らす音、それ以外に何もない、何も足されない彼らの音は、それでいていつも新鮮で、そこには根拠立てて説明できない何かがあり、いつも胸を熱くさせてくれる。熟れた職
5人組の新世代ロック・バンド、AFRICAEMOがデビュー・アルバム『squatter』をリリースしました。 AFRICAEMOは、2007年に音楽サークル時代の先輩・後輩で結成。初ライヴからわずか1年足らずで、<フジロックフェスティバル>の“ROOKIE A GO-GO”に出演して話題を呼びました。ポスト・ロックやハードコアを通過したフィジカルな演奏を軸とした開放感のあるダンス・ミュージックを鳴らし、インディ・ダンスのムーヴメントとシンクロするも、アンダーグラウンドの日本語ヒップホップから影響を受けたフロントマン岸のラップによって、単なるパーティ・バンドには終わらない独自の個性を確立。比較するバンドが思い当たらないと言われるほどのユニークなサウンドが高い評価を受けています。 待望のデビュー作『squatter』は、昨日17日にリリースされたばかり。 昨今の細分化された音楽要素を巧みに繋ぎ
Tokyo, 2009. 10. 13 text by Yoshiyuki Suzuki interpretation and translation by Yukiko Amita Photo by Antonia Tricarico ← Prev | 1 | 2 | 3 | 4 | Next → フガジのベーシストであり、ジョン・フルシアンテとのユニット=アタクシアでも知られるジョー・ラリー。彼が、2009年にソロで来日を果たした際に、対面で話を聞く貴重な機会を持つことができた。会ってみてわかったのは、もんのすごくエモーショナルな人だということ。自身にとってのヒーローであるクランプスのラックスの死について語っている時に、感極まって涙ぐんでいる姿は本当に印象的だった。そして、イアン・マッケイに勝るとも劣らぬ超おしゃべりさんぶりに圧倒されて、ほとんど質問させてもらえなかったのだが、いったい
4月7日に発売される相対性理論のニューアルバム「シンクロニシティーン」のジャケットおよび収録内容が判明。この作品の発売後に自主企画イベント「解析II」が開催されることも発表された。 2作目のフルアルバムとなる今回の作品は「シンデレラ」「人工衛星」「ペペロンチーノ・キャンディ」「小学館」など、これまでもライブで演奏され音源化が望まれていた新曲を11曲収録。「シフォン主義」「ハイファイ新書」と同じくメンバー4人によるセルフプロデュースで全曲が制作された。 初回特典として、やくしまるえつこイラストによるポチ袋に入った“種”を先着で購入者に配布。タワーレコードではマリーゴールド、HMVでは金魚草、ヴィレッジヴァンガードではレモンバーム、その他該当店舗ではかすみ草の種がプレゼントされる。また、disk unionではやくしまるえつこデザインによるTシャツが付いた完全限定セットの発売も予定されている。
ロック・フォトグラファーとして活躍、さらにロック・ジャーナリストとしての顔も持つ〈現場の人〉久保憲司氏が、ロック名盤を自身の体験と共に振り返る隔週コラム。今回は、いまの時代そのままの虚無感を90年代に鳴らしていたローファイ・バンド、ペイヴメントについて。 野田努、三田格、松本正人、磯部涼、二木信が書いた「ゼロ年代の音楽 壊れた十年」という本はとっても気になる本なんですが、でも野田さんの前書きにぼくは異議を唱えたい。野田さんはNMEとガーディアンとピッチフォークの2000年代のベスト10に共通するバンドがいない、いまはそういう時代なのだと書いている。まっ、野田兄ぃらしい危機感を煽る素晴らしい文章なんだけど、ぼくとしては、80年代なんかと比べると、いまのほうがUSも、UKも、若いのも、オッサンも同じようなバンドが好きだなとビビってしまう。 80年代だと、スミスなどの共通項はあったとしても、ガー
The official music video for Foals - Spanish Sahara Taken from their second studio album Total Life Forever released in 2010, which featured the singles Spanish Sahara, This Orient, Miami and Blue Blood. The album was nominated for the Mercury Music Prize. Subscribe to the Foals channel for all the best and latest official music videos, behind the scenes and live performances. https://www.youtub
2010年3月2日 (火) the band apartが実にオリジナル作品としては実に2年ぶりとなるミニアルバム『Surface Ep』を発売することが決定しました! 前作『alfred and cavity』は苦脳の末に生み出された作品であった。あれから約2年いよいよthe band apartのミニアルバムが完成しました! 『alfred and cavity』では、レコーディング中にそれぞれが異なる楽曲に向かいあっていくという極端な制作方法でアルバムを完成させ、そしてそれがあらたなthe band apartの側面を見せてくれた。 今作ではその制作方法の延長線上にあり、4人のメンバーが一人一曲づつ楽曲の骨格を持ち寄り、そこにバンドとしてのグルーブを加えるという方法で制作されたという。その結果ヴァラエティにとんだ楽曲が並ぶことになり、またそれぞれのメンバーの個性が光る作品となった。
生きる屍、自らをゾンビと名乗るだけはある。ダブステップ・シーンにおける異端児、変わり者、ミステリー、反逆者、もしくは頽廃。エイフェックス・ツインがDJでプレイするだけのことはあるけれど、フランツ・フェルディナンドがリミックスを依頼した根拠はよくわからない。B級だし、安っぽいし、レイヴィーだし、......そして、大人を舐めきったようなこの自称ジャングリストは、ベッドルームの歪んだ夢想にどこまでも戯れる。悪意はない。面白がっているだけなのだろう。 さて、これはロかの"Spliff Dub"で有名な、スモーカーズ系ゲームボーイ系プロデューサーによる、例によってチープで8ビットめいた作品で、ハドソン・モホークとも共通する感性=ポップとオナニズムの際どいせめぎ合いが展開される。いや、言い過ぎだった。オナニズムというほど自己完結的なものではない。エロール・アルカンだって彼の珍味なトラックをスピンして
Subscribe to XL Recordings on YouTube: https://bit.ly/3RPMfmg The second video from Vampire Weekend's new album "Contra", out now and available at iTunes: http://www.itunes.com/vampireweekend/contra Directed by The Malloys, the video features cameos from Joe Jonas of the Jonas Brothers, Jake Gyllenhaal, Lil' Jon and RZA of the Wu-Tang Clan Buy "Contra" at Amazon MP3: http://www.amazon.com/C
トニー・アレンに関しては2006年にロンドンの〈Honest Jon〉が出した『Lagos No Shaking』が素晴らしかったが、昨年の『Lagos Shake: A Tony Allen Chop Up』も面白かった。話題となった"Ole"のモーリッツ・フォン・オズワルドによるリミックスや"Fuji Ouija"のディプロによるリミックスをはじめ、マーク・エルネストゥスやカール・クレイグならまだしも、なんとリオデジャネイロのバンド、ボンジ・デ・ホレのリミックスまで聴けるし、アレンと最近のクラブ・カルチャーとの親密さがよく表れていた。もっともアレンを再評価しているのはクラブ界隈だけではない。アフロビートの父は、この10年かなりの売れっ子で、デイモン・アルバーンからシャルロット・ゲンズブール、エールからジェイヴィス・コッカー、あるいはポール・サイモンまでとその交友関係は異様に幅広い。10
MGMTやグリズリー・ベアなどに続き、ニューヨーク・シーンの震源地ブルックリンを賑わす4人組、ペインズ・オブ・ビーイング・ピュア・アット・ハート。ある時期の渋谷系サウンドを彷彿とさせる繊細かつ直球なネオアコ系ギター・サウンドは、“トゥイー(ネオアコ)・リヴァイヴァルの旗手”とも目され、2009年2月の1stアルバム『THE PAINS OF BEING PURE AT HEART』リリース以来、アメリカ、そしてここ日本のインディ・シーンで話題が集中。今年1月には日本独自企画盤『ハイアー・ザン・ザ・スターズ』もリリースされた、今もっとも旬なバンドのフロントマン、キップ・バーマン(vo、g)に直撃し、ニューヨーク・シーンの現場や影響を受けたアーティストについて聞いた。
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