阪神・淡路大震災から25年となる来年1月17日の早朝、神戸・三宮の東遊園地で開かれる追悼行事に住民らが参加しやすいように、神戸市営地下鉄の「西神・山手線」「海岸線」とポートライナー、六甲ライナーが臨時ダイヤを編成することが15日分かった。市営地下鉄などの早朝の臨時運行は、震災から20年の2015年以来、5年ぶり。地下鉄海岸線は初めてとなる。 東遊園地では毎年、夜明け前から犠牲者を悼む集いがあり、地震発生時刻の午前5時46分に黙とうする。 今年7月、市民有志が市交通局や両ライナーを運行する神戸新交通(神戸市中央区)に臨時便を求める要望書を提出。久元喜造市長も「前向きに検討したい」としていた。(上杉順子)