県北バス(松本順社長)は3日、盛岡-宮古間を結ぶ国道106号特急として31日に運行開始する2階建てバスを、盛岡市厨川の同社で公開した。2階席は高さ約3メートルからの眺望を楽しむことができる。紅葉や雪景色など四季の魅力でインバウンド(訪日外国人客)需要に応える。路線バスに2階建て車両を導入するのは県内では初めて。 運行するのは1台で、通常型より11席多い全53席。2階は前列に最も眺めの良いワイドビューシート6席と、スタンダードシート41席を配した。1階にはビジネスシート6席を置く。どの席も通常車両より、ゆったりとした席の配置になっている。 盛岡発の場合、盛岡駅前から県庁市役所前、やまびこ産直館、宮古駅前を経て浄土ケ浜パークホテルに至る。所要時間は約2時間半で1日1往復する。平常ダイヤは同ホテル発が午前9時10分、盛岡駅前発が午後1時15分。 全席指定で、片道運賃はワイドビューとビジネスが25