日本鯨類研究所によると、南極海で反捕鯨団体「シー・シェパード」(SS)の監視業務にあたっていた調査船「第2昭南丸」(712トン、小宮博幸船長)が、日本時間15日午後8時半ごろから午後10時20分ごろにかけて、SSの抗議船「ボブ・バーカー(BB)」号に搭載されたゴムボートから、発煙弾を投げられたり、スクリューを狙って繰り返しロープを投げ込まれるなどの妨害を受けた。第2昭南丸の船体に被害はなく、乗員約20人にけがはなかった。 第2昭南丸は、先月から数回にわたりSSの抗議船から薬品入りのびんを投げ込まれたり、レーザーとみられる緑色の光線を照射されたりするなどの妨害を受けた。6日にはSSの抗議船「アディ・ギル(AG)」号と衝突し、AG号が大破している。【デジタルメディア局】