広島県で路面電車を運行する広島電鉄が路線などの整備を進め、世界遺産「宮島」への観光客の呼び込みに本腰を入れる。今年7月に宮島の玄関口である広島宮島口駅の新しい駅舎を開業。2025年に完成を予定するJR広島駅の新駅ビルでは新幹線の改札がある2階部分に路面電車を乗り入れる計画だ。新幹線を下車してから、宮島方面に向かう路面電車への乗り換えがしやすくなる。地元ではコロナ後の観光客の復活を期待する声が上がっている。 広島市内と宮島口駅をむすぶ宮島線は今年8月に開通から100周年を迎える。その直前の7月、広電は宮島へ渡るフェリーターミナル脇に宮島口駅の新駅舎を開く。駅の広さはいまの駅の約2倍の約1100平方メートルに拡大し、ホーム数も3本から6本へ倍増する。駅舎の位置は今よりターミナルに60メートル近くなり、電車を降りれば、すぐ目の前にフェリーの切符売り場がある。 新駅舎の建設は、宮島の玄関口を一体的
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