東武鉄道は昨年末、3機目の蒸気機関車(SL)となるC11形123号機の復元作業に車体がほぼ組み上がったのを受け、同社南栗橋車両管区のSL検修庫内でボイラーに点火する「火入れ式」を行った。
JR西日本米子支社木次鉄道部の女性社員が今年から、雲南市観光協会の職員としてJR木次線の沿線を中心とする広域観光の推進に取り組むことになった。4日、JR木次駅(木次町里方)で業務を始めた。 2015年12月から木次線の管理・運行を担う木次鉄道部の社員として沿線自治体や住民と共に利活用の促進に取り組んできた須山美穂さん(43)が1日付で市観光協会に出向。JR松江、米子の両駅で勤務経験があるほか、添乗員の有資格者として旅行会社での勤務実績もあり、鉄路を生かした地域の盛り上げに一役買う。 4日は法被姿で駅ホームに立ったほか、市役所で石飛厚志市長と面会。「観光に特化して地域の皆さんとのつながりを大切にしていく」と意気込みを話した。 任期は24年3月まで。 (狩野樹理)
展示中のディーゼル車を笑顔で囲む「波賀元気づくりネットワーク協議会」のメンバー。撮影日は一面の雪となった=フォレストステーション波賀(撮影・大山伸一郎) 鉄道路線がない兵庫県宍粟市にも、かつては「ドル箱」路線があった。 大正から昭和にかけ、同市波賀町を走った「波賀森林鉄道」。国の旧営林署が運営し、国有林から切り出した良質な木材を運んでいた。集積場となる貯木場は「駅」とも言え、職員用の官舎が設けられた。地元では今も「林鉄」として記憶されている。 「まさに生活の支えやった」。波賀出身で、1944(昭和19)年に15歳で営林署に就職した山木甚一さん(92)が語る。波賀森林鉄道のほか、和歌山県や島根県でも働いた。事務職として、給与管理や木材の検品などを担った。 「危険な仕事でな。特に雨の日は車両がスリップしやすかった」と山木さん。それでも住民の大半が林鉄で働いていたといい「朝早くから暗くなるまで、
Published 2021/12/15 00:29 (JST) Updated 2021/12/15 06:55 (JST) ■全国地方鉄道路線 中川富山大教授ら調査 国内の地方鉄道229路線のうち、等間隔で発着する「パターンダイヤ」の導入が進む路線ほど利用者数が増えていることが、富山大の中川大教授らの研究グループの調査で分かった。2005年と15年の調査で、1キロ当たりの1日平均輸送人員(輸送密度)の増加率が最も高かったのは、富山ライトレール(現富山地方鉄道富山港線)だった。同大が14日に発表した。 欧州に比べると、日本ではパターンダイヤが少ない。ダイヤ改良が進んでいないことから、地方のデータを収集し、パターン化の効果を検証することにした。 調査では、05年と15年のダイヤで、パターン化された便の割合を算出。この割合はJR線は低く、地域鉄道線は比較的高かった。各路線の10年間の輸送密度
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く