釣りっぽいタイトルだけど、実際、そうなってきている。形式としては子どもの自由な学業選択は成立しているが、実情としては、生まれた家庭の環境によって大きなハンディやボーナスがつくようになっていて、個人の努力で覆すのは大変難しい。そのさまは、さながら新システムの"世襲制"のようだ。
123RF 家庭でも職場でも一生懸命働くお母さんだが、実は2つのジレンマを抱え悩んでいる事実がイスラエルの大学調査で明らかなになった。バル=イラン大学のShira Offer准教授が、精神的なプレッシャーの大きい仕事をしている、働く親の精神労働(主に頭脳を使ってする労働、頭脳労働のこと)に関する調査を行ったところ、働く母親は、母としてそして働く者として2つの罪悪感に苦しんでいることがわかった。 働くママたちは、仕事をしているが故に自分は“悪い母親”なのではないかというジレンマを抱える一方、職場では“問題のある社員”なのではないかと悩んでいるという。働いているという立場は父親も母親も同じだが、家庭に関する悩みは父親よりも母親の方が大きいことも明らかになっている。仕事中も家族の心配をしているそうで、お母さんの悩みは尽きない。 家族を思う気持ちは同じでも、この様な罪悪感に伴うストレスやネガティブ
先日、結婚したばかりの友人の男性がこんなことを言った。 「子どもができても奥さんにはずっと働いてほしい。だって、専業主婦の子どもってかわいそうじゃない? 社会を知らない世間知らずな母親に育てられるってことだよ」 ひどい偏見だと感じる人が多いだろう。私もそう思う。配慮がない、決めつけの強い意見だと思う。彼自身、友人である私との1対1の会話だから言ったのであって、きっと実名で行っているSNSでこんなことを発言しないはずだ。 ただ、逆のことを言う人は少なくない。それはずっと当たり前のように言われてきた。 「共働きの家の子って、かわいそうだよね」 「子どもが小さい時にお母さんがそばにいないのって、かわいそうだよね」 ■「かわいそう」かどうかを決めるのは子ども自身 先日発表された、マッチアラーム社が行った調査によれば、20~30代の独身男女のうち、約8割が結婚後に共働きを希望しているという。経済的な
こんにちは。武蔵野大学講師の舞田敏彦です。今回のテーマは、児童虐待(child abuse)です。読者の多くは、共働きで子育てをしておられるママさん・パパさんでしょうが、「共働きだと子育てが疎かになる」みたいなことを言われた経験はありませんか。「共働き家庭では虐待が起きやすい」。ネット上では、こんな言説も飛び交っています。 スマホの画面、あるいはパソコンのモニターの前で怒っている皆さんの顔が目に浮かびますが、現実はどうなのでしょう。地域別の虐待被害率を計算し、それが共働き世帯率とどう相関しているか。このような問題を追究してみることにしましょう。 2012年度の厚労省『福祉行政報告例』をみると、同年度間に児童相談所に寄せられた虐待の相談件数が県別に掲載されています。子が第1次反抗期を迎えた段階で虐待は多いのですが、3~5歳児が被害者である虐待相談件数をみると、首都の東京では1021件となって
東京・新宿区は、母子世帯などの税金を軽減する「寡婦控除」の対象になっていない未婚の家庭に対しても、控除があったとみなして保育料などを減免する制度を、23区で初めて、来月から導入することを決めました。 母子世帯などの税金を軽減する「寡婦控除」は、配偶者が死亡したり離婚したりした場合が対象で、いわゆる「シングルマザー」など未婚のひとり親の世帯では所得をもとに算定される保育料や公営住宅の家賃に差が出るケースがありました。 このため東京・新宿区は、未婚のひとり親の世帯のうち所得が一定以下のケースについて「寡婦控除」があったとみなして、保育料や学童クラブの利用料、区営の住宅の家賃を減免する「みなし寡婦控除」の制度を来月1日から導入することを決めました。 区独自の低所得世帯への支援策の要望があったことなどから検討を進めてきたもので、東京都によりますと、23区での「みなし寡婦控除」の導入は初めてです。
子どもが家にいる冬休みの間、片付かない部屋を見てため息をついたり、手伝いをしない子どもに怒ったりした人に朗報だ。 このほど立ち上がったばかりのアプリ「ChoreMonster」を使うと、子どもが進んで手伝いや日課をこなすようになるかもしれない。手伝いをすればするほどご褒美に交換できるポイントがもらえるとあって、子どもは嬉しいし、親は仕事が減るので双方がハッピーになれるはずだ。 使うには、まず親がデジタルポイントのシステムをセットアップする。子どもにしてほしい日課や雑用などをピックアップし、それぞれの仕事が完了したときに付与されるポイント、さらにポイントに応じたご褒美も設定する。ご褒美はハグ、アイスクリーム、新しいビデオゲーム、遠出など各家庭で決める。子どもは専用のダッシュボードにアクセスし、どんな仕事があるのか、ご褒美をもらうためにあとどれだけのポイントをためる必要があるのかなどをチェック
共働き家庭の子育てってどんな感じ?ワーキングマザー&ファーザーの本音を学べる学生向けプログラム「ワーク&ライフ・インターン」 [マイプロSHOWCASE] 2012.04.26 タカシマトモコ ここ数年で、“ワークライフバランス”という言葉をずいぶん聞くようになりました。この言葉は、いま実際に子どもを育てている人はもちろん、共働き家庭“予備軍”ともいえる学生からも関心を集めている様子。 この3月に発表された、大学3年生と大学院1年生を対象にした調査によると、その就職観は「楽しく働きたい」(31.0%)に次いで「個人の生活と仕事を両立させたい」(20.6%)という選択肢が2位に挙がっています。 でも、身近に小さい子どものいる共働き家庭がない限り、実際のところワーキングマザーやファーザーが日々どんな生活を送っているのか、なかなか知る機会はありません。だから、漠然と「仕事と家庭を両立…」と思って
「子供をダメにする」親の研究〜3000人の聞き取り調査で分かった! 獨協医大・永井伸一名誉教授が明かす 塾に通わせ、習い事をさせ、育児本を読んで研究する。親は我が子を「できる子」に育てようと奔走する。でもその努力、実は逆効果かも……。あなたの子育て、間違ってるかもしれません。 「両親とも教師」の家庭は危ない 今から25年くらい前からでしょうか。入学してくる学生が、あまり勉強をしなくなっているということに気付いたんです。 医大に合格するくらいですから、暗記力は高いのですが、知識を入れて出すだけのロボットのような、自分の頭で考えない子供が目立ってきました。 そこで、成績の良くない学生の中でも特に問題の多い学生については、本人はもちろん親へのヒアリングも行い、どのような子育てをしてきたのか、聞き取り調査を始めたんです。 分析してみると、面白い結果が出ました。親の社会的ステータスや職業、育て方が、
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