虐待などで実の親と暮らせない子どもを、里親として養育する同性カップルがいる。保護が必要な子どもについて、国が「施設から家庭へ」との方針を掲げる中、貴重な担い手となっているが、事例はまだ少ない。取材に応じた女性カップルは「女性2人だと安心できると言う子どももいた。里親家庭の1つの選択肢として、私たちが役立てたら」と手応えを感じている。(奥野斐) 里親制度 原則18歳未満の子どもを預かる「養育里親」、被虐待児などを受け入れる「専門里親」、法的に実子と同じ親子関係を結ぶ特別養子縁組を前提にした「養子縁組里親」、親族が育てる「親族里親」の4種類がある。都道府県や政令市が認定し、児童相談所が委託。子どもの生活費などは支給される。里親に委託した子どもは2020年度末時点で計6019人。
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