ターズ(ロシア語 Тазы、中国語 塔兹、英語 Taz)はロシア連邦沿海州南部の中国との国境付近に居住する少数民族である。沿海州に居住していたツングース系民族(主にウデヘ)の一部が18世紀頃に漢民族化した集団であり、漢民族の影響を強く受けた文化風習を持つ。漢語の一方言であるターズ語を話すが漢字はほとんど読めず、漢民族とは違う「ターズ人」という独自のアイデンティティを持つ。「ターズ」の呼称は漢民族が隣接するアムール川流域のツングース系民族(主にウデヘ、ナナイなど)を「韃子(ターズ)」と呼んだことに由来する[1]。 居住域[編集] ターズ族の居住域(2010年ロシア国勢調査による) ターズは主に沿海州南部、オリギンスキー地区ミハイロフカ村を中心に居住する。1979年の調査ではロシア内のターズ人の内、174人がオリギンスキー地区に、内115人がミハイロフカ村に居住している[注釈 1]。 歴史[編
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