【ワシントン13日時事】米軍や仏軍がソマリア沖で、人質救出作戦の際に相次いで海賊を射殺したことを受け、反発した海賊がより過激化するとの懸念が出ている。CNNテレビは13日、海賊が「報復」を宣言していると報じた。 ソマリア沖では米軍が12日に海賊3人を、仏軍が10日に海賊2人を射殺した。CNNによると、ある海賊は現地の報道関係者に「今後、人質の中に米国やフランスの兵士が含まれていれば殺害する」と語ったとされる。AFP通信も「捕らえられた米国人は今後、われわれの慈悲を期待できない」とする海賊のコメントを伝えた。 中東の海域を管轄する米海軍第五艦隊のゴートニー司令官は12日の記者会見で、「今回の出来事が、この海域における暴力をエスカレートさせることに疑問の余地はない」と語っている。 【関連ニュース】 ・ 仏ヨット乗っ取りで1人死亡=特殊部隊が急襲、4人救出 ・ ソマリアに艦船派遣へ=
国土交通省海事局に23日入った連絡によると、アフリカ・ソマリア沖の海域でケニア・モンバサ港に向けて航行していた、日本関係の自動車運搬船が海賊とみられる小型船2隻に銃撃された。船の乗組員にけがなどはなかったという。今年に入り、日本関係の船が海賊に襲われるのは初めて。 国交省によると、襲撃されたのは22日午後10時ごろ(日本時間)で、操だ室の窓ガラスや天井などに数発被弾したという。自動車運搬船はジグザグ航行するなどして逃げ、小型船の追跡を振り切った。 【関連記事】 ・ 周瑜と諸葛亮? 海自派遣めぐり中国反応 ・ 海賊対処法の修正に含み 官房長官 ・ 脅威にさらされるイエメン漁民 海賊と誤認され威嚇射撃も ・ ソマリアPKO派遣を議論 海賊問題で国連安保理 ・ ソマリア沖でギリシャ貨物船乗っ取られる
【香港4日時事】4日付の香港各紙によると、アフリカ・ソマリア沖で1月15日、海賊対策のため派遣された中国海軍の艦隊が、ある国の潜水艦に追跡されていることを察知して逆に潜水艦を包囲し、一時攻撃態勢に入るという事件があった。中国紙・青島晨報の報道として伝えた。 同紙は潜水艦の国籍には言及していないが、インド海軍が保有するロシア製のキロ級潜水艦だったことを示唆している。 【関連ニュース】 ・ 〔写真特集〕世界の軍事力 ・ 〔写真特集〕米原子力空母「ジョージ・ワシントン」 ・ ソマリア沖を現地視察へ=与党チーム ・ 周辺国に情報共有センター=ソマリア沖の海賊対策で ・ 民主、党内論議急ぐ=ソマリア沖派遣
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く