ちんすこう(金楚糕)[注 1]は、琉球王朝時代から沖縄県で作られている伝統的な琉球菓子。 概要[編集] 小麦粉、砂糖、ラードを主原料とした焼き菓子。沖縄県の土産品として有名であり、個包装された商品が土産品店で販売されている。 由来[編集] 由来には諸説ある。中国には桃酥という同種の焼菓子が存在し、その昔、中国南部で作られていたと言われている小麦粉に砂糖とラードを加えて蒸したカステラのような蒸し菓子が、沖縄県の気候や原料に合わせて創作されたという説や、ポルトガルの焼き菓子であるボーロがシルクロードや海路を通じて伝わった説などもある。また琉球王朝に伝わっていた菓子製造にまつわる本「菓子例帳」(かしだめしちょう。焼失したため現在は口伝の形で残るのみ)には現在と異なり、ちんすこうは赤、黄、緑の着色がされていたとある。以前は米の粉(みじん粉)を使用していたとされる材料も小麦粉へと変化している。また、