「なるべく働きたくない人」のために 森永卓郎氏の『年収300万円時代を生き抜く経済学』 (光文社・刊)が世間を騒がせてから今年で15年。その間、イケハヤ氏が「年収150万円で自由に生きていこう」と若者たちにメッセージを発したり、東大卒の元大手飲料メーカー社員が年収100万円の豊かな節約生活術を公開してみたり。 つまるところ、社会はますます世知辛くなって、働けど働けど我が暮らし楽にならず、先の明るい展望は見えず、生活実感もメンタル面もジワジワとローのほうに下がり続けるダウンスパイラルな昨今、みなさんお元気でしょうか? 鬱(うつ)が入りそうな不景気話はこのくらいにして、今回は最新刊『なるべく働きたくない人のためのお金の話』(百万年書房・刊)を上梓したばかりの作家・大原扁理(おおはら・へんり)さんにインタビューを敢行することになった。 なるべく働きたくない人のためのお金の話 作者: 大原扁理,f