JR身延線の富士宮駅から徒歩15分。世界遺産・富士山本宮浅間大社の境内に、富士山の伏流水が溶岩のあちこちから湧き出して流れ込む「湧玉池」があります。かつて富士山に登る人が、ここの水で体を清めてから登ったとされる神聖な池です。 そのほとり、広がる池に浮かぶようにして建つ「富士山ゲストハウス掬水」。昭和初期に開業した割烹旅館を、気軽に利用できるゲストハウスとしてよみがえらせた宿です。 「富士山ゲストハウス掬水」を象徴する空間が、この「水の間」です。 かつてここは芸者さんたちが歌に合わせて舞を踊り、宴を楽しんだ宴会場でした。当時の旅館の名前を受け継ぐ「掬水」には、「水が掬えるほどに近い」という意味があり、この「水の間」はまさにその言葉の意味を感じられる場所です。窓のすぐそばから底まで澄み渡った湧玉池が広がり、あちこちから絶えず湧き出す水の音が心地よく耳に響きます。 「水の間」は滞在中、自由にくつ