兵庫県の斎藤元彦知事らの違法行為疑惑を指摘する告発文書で、県政の混乱が続いている問題。県の事業に協力した人から「斎藤知事名の感謝状は受け取りたくない」という声まで飛び出し、県政の停滞は隠せない。“牛タン倶楽部”と陰口を叩かれた知事側近グループも体調を崩したり知事と距離を置いたりと解体状態で、県政を「前に進めていく」と言い続けているのは知事一人という状況になってきた。 〈画像多数〉辞職の際泣きじゃくった“牛タン倶楽部”の片山副知事と、Aさんが3月に作成した告発文書。7月19日に兵庫県議会百条委にて一部黒塗りで公開された 疑惑の知事は県民からも総スカン斎藤知事を巡っては、日常的にキレ散らかすパワハラや、視察先で目についた特産品や商品を“ごっつぁんです”とばかりに届けさせるたかり体質がクローズアップされてきた。 4月から県の幹部職員2人が相次いで自死。その背景に違法な公金支出疑惑や、こうした問題