宮城県石巻市に、猫が神様として崇められ祀られているという島がある。猫が人口より多く、犬は飼ってはいけない決まりがある(猫が怖がるから)。 最初は「猫島かあ、いいなあ」と思ったけれど、調べてみると「化け猫様の祟り」などちょっとオカルトチックな資料が目に付いた。犬を飼うことが禁止されているなんて随分徹底している。ドラマ「TRICK」に出てくるようなおどろおどろしい島なんだろうか? とりあえず、猫がわんさかいるとなったら行かないわけにはいかないのだった。 (ほそいあや)
以前メキシコに行った時、サボテンのソテーを食べたらとても美味しかった。 あちらでは「ノパール」と呼ばれていて、レストランだけでなく市場などでもよく売っている。地元の人は生のまま食べながら歩いていたりする。地球の裏側には、おやつ感覚でサボテンを食べるかっこいい人たちがいた。 日本でもウチワサボテンを心ゆくまで食べられたら素敵だなと常々思っていたが、そんなチャンスと遭遇してしまった。 (ほそいあや) ウチワサボテン(ノパール)について 葉肉はアロエのようにみずみずしく、オクラのようなねばり気がある。そして少し酸っぱい。青臭さはあまり感じなかった。 これといった明確な味がするわけでもない、プレーンな野菜だった。どんな味付けにも染まってくれそうなのが惹きつけられる理由のひとつだった。 シャクシャクとした山菜のような歯ごたえが一番の魅力かもしれない。 しかも体に良いのだ。肥満対策や高コレステロール対
先月、タイで昆虫を食べた記事を書いた。 タイではひとつの文化として根付いているけれど、日本ではまだマイナーな昆虫食である。 しかしマイナーかメジャーかはどうでもよくて「美味しいから食べる」で問題ないのだ。 食べた事のない昆虫をもっと食べたい。 どうやら、セミは美味しいらしい。よし、今だ。 「8月です。セミの美味しい季節になりました。今年も待ちに待ったセミ会です」。こんな告知文に誘われて行ってきた、謎のイベントです。 (ほそいあや) 網を持って家をでる 家を出るとさっそくセミが盛大に鳴いている。今までは単なる季節の風物詩だったセミが、今晩にはお腹に入っていると思うと変な気持ちだ。 虫取り網を持って都内某所へ向かう。大人になって網を持って電車に乗ったのは初めてだった。
普段あまり大量に食べられないものを、お腹一杯食べてみたいと思った事はありますか。 高価な食べ物だったり、なかなか売っていない食べ物だったり、色んな事情があると思います。 私にとって、そんな食べ物のひとつがクレソン(別名:オランダガラシ)だ。 おもに肉料理の付け合わせとしてちょこんと添えられている完全脇役の菜っ葉。かねてからそんじょそこらの野菜よりもおいしいと感じていた。 一度で良いからクレソンで腹を満たしてみたい。 そんな夢を叶えたいと思っていたら、遠い記憶がよみがえったのです。 (ほそいあや) 大量に食べられない現実 スーパーで見かけると買ってしまうが、さすがに付け合わせ用の野菜だけあって少量でしか置いていない。 この量と値段が、毎回フラストレーションを生むのだった。
1975年生まれ。千葉県鎌ヶ谷市在住。猫好き。人生においての目標は食べたことのないものをひとつでも多く食べること。旅先ではまだ見ぬ珍味に出会うため目を光らせている。 前の記事:暑い夏をさわやかに。梅シート食べくらべ(デジタルリマスター) > 個人サイト 晴天4号 Twitter (@hosoi) ベトナムの夜 夜着の便でホーチミンにやってきた。ちょうど帰宅ラッシュの時間にあたり、街はバイクで溢れかえっていた。 たまに自転車が混じっているのをみると心配になる 市場ちかくの屋台へ。ホビロンはあるのだろうか ここのお店に入ってみよう! とりあえず焼肉がおいしい あからさまに混んでいる店を狙ったら、さすがにどれも安くておいしい料理ばかりでテンションがあがる。 そしてお客が高確率で注文している焼肉がとても気になった。 牛肉を焼いて香草と一緒にライスペーパーで巻いて食べる 七輪に屋根瓦のレンガを乗せて
すっぱ辛いコンビ。 麺のほうには血の塊やレバーが入っていて美味しいです。 ところでタイにはベトナムを経て来たのですが、同行者がホテルに携帯を忘れてきたので、帰りにまたホーチミンの街を歩けるのが楽しみです。
皆さんはラーメンが好きですか。私は大好きです。 富山のご当地ラーメンが、最近話題になっている。 真っ黒いスープで、その名も「富山ブラック」。はじめ写真を見た時にはイカスミでも入っているのかと思ったら、黒さの正体はほぼ醤油オンリーらしい。 先月末から、全国のサークルKサンクス系列のコンビニでカップ麺が発売される事となり、知名度も一気に上がりそうだ。 さっそく買ってきてはみたものの、ある欲望が湧いてきた。できればカップ麺を食べる前に、本物の「富山ブラック」を食べてみたい! (ほそいあや) 富山にきました 富山といえば何があるのか。恥ずかしながら魚がおいしいという事くらいしか知らない。黒いラーメンの引力が、来るはずなかったであろう土地へと誘う。
子どものお菓子のジャンルに「知育菓子」というものがある。 子ども達に豊かな創造力を育んでもらいたいというねらいで作られていて、子ども達はまるで工作をしているように食べるまでの時間も楽しむことができる。 これを手に取って観察したところ、大人でも確実に楽しめそうなのだ。「知育菓子」を買いそろえて心ゆくまで遊んでみることにした。 (ほそいあや) 知育菓子の元祖 おなじみ「ねるねるねるね」は知育菓子の先駆けだ。デイリー読者世代ではほとんどの人がご存知だと思う。 1978年の登場以来、このような実験系のお菓子が同じメーカーから次々と出されている。まさに知育菓子のルーツといえる。 体に悪いと勘違いされがちだが、赤キャベツ色素などを使い、phによって色が変化する性質を利用しているため安全性は高い。 自分も子どもの頃、興奮しながらねっていた。子どもは自分で混ぜたりこねたりする作業がすきなのだと思う。大人な
空の色の変化を絵画のように鑑賞できる館に行ってきた。 まるで天井に貼り付けた折り紙が刻々と色を変えるような、自然の光のプログラム。 毎日行われている「日暮れ」と「夜明け」をこんなに感動的に見る方法がありました。 (ほそいあや) 新潟県十日町市「光の館」 光の館は「ジェームズ・タレル」という建築家が設計した建物であり、美術作品でもある。 この建物は全体的にかっこいいのだが、なにが一番すごいかというと、屋根がスライドして直に空を仰ぐことができること。 屋根がスライド!?どんな基地だ。と構えてしまうが、瞑想のためのゲストハウスとして構想されている「House of Light」という名の通り、自然の様々な光と向き合う事をねらいとした造りになっている、という事らしい。 ようは屋根がスライドするのは空を見るためだと言うのか?空を見るならテラスでもよかろうに、と初めは意味がわからなかった。 昼間は内部
メッコールという飲み物をご存知だろうか。 簡単に言うと「麦サイダー」のようなものだ。 昔から好物のひとつだが、あまり売っていないので入手困難。レアなドリンクとしても知られている。 すっかり見かけなくなったため、家で手軽にメッコール(に近いもの)を飲みたいという欲望からこの実験に至った。 (ほそいあや) どこで売っているのか ご存知の方も多いと思うが、メッコールは、ドクターペッパーやルートビアに並んでマニア受けする味と言われる清涼飲料水。一般的には「まずい麦ジュース」と認識されている。 売られているのは主に自販機。 そしてその自販機が全国で150強という。少な!その多くは関東に集中しており、全国的にゼロの県のほうが断然多い。 私は高校生の頃、予備校ちかくの自販機で買っていたが、時が経ちいつのまにかメッコール自販機は消え去っていた。他の土地でもどんどん消えているそうだ。そんなに売れないのか。
愛知県豊川市にある豊川稲荷に、狐の石像が1000体以上祀ってある一角があるらしい。 そこで遭遇したちょっと変わった光景を紹介したいと思います。 (ほそいあや) 豊川稲荷とは 稲荷と呼ばれているが実は「豊川閣 妙厳寺」というお寺なんだそうだ。 でも正面にそびえる鳥居といい、日本三大稲荷のひとつで有名な事といい、ここがお寺だと知っている人も少ないのではと思う。
スーパーでブロッコリーを買うと、数枚の葉っぱが付いている事がある。 今までは捨てていたが、あるとき一緒に炒めて食べてみたらとても美味しかった。 どうにかして、ブロッコリーの葉っぱだけを大量に食べることはできないだろうか。 (ほそいあや) 葉の味 葉っぱの味は一言でいうと「濃い」だった。メインの部分よりも、栄養というかミネラルの味。カリウムなどが多く含まれている気がする。適当だけど。 今までこんな美味しいものを捨てていたなんて残念きわまりない。 この部分、少ないだけに何か高級食材のように思えてきた。実際は絶対そんなはずないけれど。 もっと沢山食べたい。頬ばるくらいに食べたい。口の中を葉っぱでぎゅうぎゅうにして感動のあまり嗚咽したい。 しかしネットで調べても葉っぱだけ販売している業者は見つからなかった。夢は叶わないのか。 救世主あらわる 一株にせいぜい2~3枚なのでどうやって集めるか?という課
むかし仕事帰りに食堂でビールを飲んでいた時のこと。食堂なのでおつまみのラインナップがあまりなく、口さみしくビールだけを飲んでいた。 ふとテーブルの調味料を見ると、ふりかけ用のゆかりがあった。小皿に出し、それでビールを飲んでみるとなかなかいける。 塩で酒を飲むのはよくある話だし、酒のつまみは「粉」で十分なんじゃないかと思い始めた。 という事で、酒がすすみそうな粉を集めて調査してみた。 (ほそいあや) 粉をかかえて友人宅へ 台所にある目に付いた粉をカバンに詰め、友人宅へとやってきた。今日は中国からのお客さんも来るそうだ。きっと彼女の見たことのない粉もあるだろう。日本では粉でお酒を飲む習慣があると思われてしまうかもしれないが。
クリスマスツリーや門松は、出すのも飾るのも仕舞うのも結構な手間だ。 ツリーを仕舞ったそばから正月がくる。ただでさえ忘年会や年賀状で忙しいというのに。なんとかならないのか。 というわけで、クリスマス門松を考案しました。 12月から玄関に置けて、年が明けても出しっぱなしにしておける優れもの。 何かと忙しい年末年始にいかがでしょう。 (ほそいあや) まずは門松をつくらなければならなかった 出だしの文章をあんなふうに書いてしまったが、実は門松は今まで一度も飾った事がない。毎年町内会で配布される門松のイラストの紙を門に貼るだけだ。 ホームセンターなどで売っているとばかり思っていたが、どうやら植木屋さん等に発注するのが一般的なようだ。 良い機会なのでここはひとつ作ってみよう。ネットで調べると作り方を説明しているサイトがいくつか出てきた。 この時点で、手間を省くつもりが今までやったことのない作業が必要と
「くさいはうまい」の理論にもとづき食べ物を選ぶと、(好き嫌いはあるにせよ)大抵は美味しいものに行き着く気がする。 中でもチーズはその差がはげしい食材だと常々思っていた。 プレーンなプロセスチーズとは違い、ウォッシュタイプと呼ばれるチーズが本当に臭い。臭くてうまい。 チーズこそ臭ければ臭いほどそそられてしまう食材ナンバーワンかもしれない。 あまり知識がないままに、臭いチーズを求めて街に出るところから始めてみました。 (ほそいあや) 一番臭いチーズください 都内に数店舗展開しているチーズ専門店「カマンベール」にやってきた。 「この店で一番臭いチーズをください」と言ったら一体どれくらい臭いチーズが出されるのだろう。 金持ちになったら言ってみたい「この店で一番高い品物をくれたまえ」というセリフにちょっと似ているが、まったく違う。
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