過労死事件などの反省から「ホワイト化」したと言われていたワタミが2020年9月、高崎労働基準監督署から是正勧告を受け、大きな話題になった。 残業時間が過少にカウントされ、「ワタミの宅食」の営業所長だったワタミ社員・A氏に対して、適切な残業代が払われていなかったというのだ。A氏側によると、過労死ラインを超える月175.5時間の残業があったという。 ところが現在、この問題がなんとも複雑かつ異様な展開を見せている。A氏からパワハラ・セクハラ被害を受けたとして、A氏の同僚や営業所のスタッフが合計2210万円の損害賠償を求める裁判を起こしたからだ。 これによりA氏の立場は、長時間労働の被害者からパワハラの加害者へと、まるでオセロの駒のように覆ったかのような印象が一部に広まった。 だが、この裁判に関して意外な背景があることがわかった。筆者が原告たちを訪ね歩いて取材したところ、 〈自分はAさんに対して裁
![ワタミ過重労働の「内部告発者」はなぜ同僚たちから訴えられたのか 謎の背景に迫る(弁護士ドットコムニュース) - Yahoo!ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c5b82ccb63b345069b6a7cf3cc792954b3c426bb/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Famd-pctr.c.yimg.jp%2Fr%2Fiwiz-amd%2F20210311-00012621-bengocom-000-1-view.jpg)