「嫌われ松子の一生」や実写版「ルパン三世」、「あずみ」などの数々の映画を手がけた映画やドラマのプロデューサー、佐谷秀美さんが6月21日、東京・霞が関の司法記者クラブで会見した。佐谷さんは2016年11月、詐欺容疑で逮捕されたが、一貫して否認、今年2月に無罪判決を得ている。 会見を開いた理由として、佐谷さんは「無罪判決が出てから一切の報道がされなかった。インターネットは私が逮捕された時点の記録になっている」と話した。逮捕が報道されてから、ネット上に佐谷さんが手がけた作品まで傷つけるようなブログやツイートが書かれるなど風評被害もあったといい、「作品と私の名誉のために、判決を知って欲しいと思って会見を開きました」と語った。 また、逮捕時から佐谷さんは一貫して、容疑を否認してきたが、262日間も勾留された上、「検察官に何度も説明しようと思ったが話を聞いてもらえなかった」と不信感を訴えた。今年3月、