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ブックマーク / number.bunshun.jp (44)

  • ファイターズの「母」に贈った引退式。プロ野球を支える偉大なる女性たち。(高山通史)

    女は弱し、されど母は強し――。 フランスの詩人、ヴィクトル・ユーゴーが残したとされる名言である。 北海道ハムファイターズには、何人もの「母」がいる。傍目には男社会のプロ野球だが、献身的に全身全霊で尽くす女性たちがいる。そんな数多の大きな愛に支えられながら、チームは生命力を宿す。 春は別れの季節である。旧年度の最終日である3月31日、拠地の札幌ドームの開幕3連戦の2戦目。舞台裏は、センチメンタルな空気に満ちていた。ファイターズの誰もが敬愛するレジェンドと、お別れの時を迎えたのだ。 ファイターズにとって、紛れもない「母」の1人だった。工藤悦子さん。札幌ドームのグラウンドキーパーを14年間、務め上げた。ファイターズが北海道に拠点を置く1年前からである。定年退職の日が、埼玉西武ライオンズとの一戦だった。謙虚で、実直な人柄。絶妙な距離感で皆と接し、控えめな性格の女性である。 工藤さんらしいが、

    ファイターズの「母」に贈った引退式。プロ野球を支える偉大なる女性たち。(高山通史)
  • トランプ政権に戦いを挑む黒人選手達。「俺たちは黙ってドリブルなんてしない」(及川彩子)

    “We won't shut up and dribble.(黙ってドリブルなんてしない)” ここ数週間、NBAの選手たちが頻繁に口にする言葉だ。 事の発端は、とある動画サイトでバスケットボール界のスター、レブロン・ジェームズがトランプ政権を批判したことだった。ジェームズは以前から現大統領の差別的な発言や考え方に対して批判的だったが、その番組でも歯に衣着せぬ発言をしてみせた。 「(トランプ氏は)アメリカのトップにいるのに、相手を理解しようとしない。俺たちが子供の時に憧れた3つの職業は大統領、スポーツ選手、そしてミュージシャンだった。自分はそうなれないと思っていても、かっこいいなと憧れた。でも今の大統領はそういう(憧れの)対象じゃない。彼のヤバイ発言にはもう驚かなくなった。彼は差別を助長していると思う」 その発言に対して、右寄りの偏向報道で知られるFOXニュースの女性キャスターが噛みついた。

    トランプ政権に戦いを挑む黒人選手達。「俺たちは黙ってドリブルなんてしない」(及川彩子)
  • 「スポーツは戦争のようなものだけど」メドベデワとザギトワの本当の関係。(栗田智)

    ドーピング問題により国としてではなく個人資格での参加となった今回の平昌五輪。ロシアはメダル獲得数で伸び悩み、国内人気は今ひとつ盛り上がりに欠けるものだった。その流れを最後に変えたのが、アリーナ・ザギトワ、エフゲニア・メドベデワによる金銀メダル獲得だった。 五輪閉幕後の現在も、筆者のいるロシア国内では、2人の戦いぶりや、それにまつわるさまざまなエピソード、インタビューなど、「美しき氷上の戦い」として連日のように取り上げられているが、そこにメダルの色の差はまったく感じられない。 むしろ銀メダルという結果に終わりながら気丈に振る舞い続けたメドベデワの評価のほうが高まっている。 とくに印象的に受け止められたのが、メドベデワのフリーの演技からの一連の流れだ。 「練習して、練習して、練習して……」 最終滑走のメドベデワのフリーの得点は奇しくもザギトワと同じ156.65点。合計得点でザギトワにわずか1.

    「スポーツは戦争のようなものだけど」メドベデワとザギトワの本当の関係。(栗田智)
    AKIMOTO
    AKIMOTO 2018/03/09
    スポーツほど愉快にてみちたる戦争は他になかるべし
  • プロ野球、最多観客動員の裏で……。「野球離れ」を裏付ける恐怖の数字。(広尾晃)

    昨年、NPBの公式戦の観客動員は、2513万9463人を記録した。これは実数発表を始めた2005年以降では最多。2005年は1992万4613人だから、12年で500万人以上増加した。今回は、「観客動員」の数字についていろいろ考えてみる。 昭和の昔、プロ野球の観客動員数は「いい加減な数字」の代表のようだった。私の通った高校では、適当なことをいう奴に「プロ野球の観客数みたいなこと言うな」と言ったものだ。 後楽園球場の巨人阪神戦は判で押したように「5万人」。でも、実数発表の日シリーズでは「4万2182人」。そもそも後楽園球場のキャパは「4万2337人」だったから、5万人も入るはずがないのだ。 同時期のパ・リーグの球場には閑古鳥が鳴いていた。シーズン終盤、順位が決まった後の大阪球場なんか、「1人、2人」と数えられるくらい少なく、うすら寒い景色が広がっていたが、発表は「1000人」。 翌日、朝刊

    プロ野球、最多観客動員の裏で……。「野球離れ」を裏付ける恐怖の数字。(広尾晃)
    AKIMOTO
    AKIMOTO 2018/01/26
    地域密着でホームいっぱいになるなら、エキスパンションでしょう
  • 野球部の坊主頭はいつまで続くのか。大学では消滅寸前、高校はまだ現役。(安倍昌彦)

    今、私の手元に1枚の古い写真がある。 43年前の早稲田大学野球部・夏の軽井沢合宿。 当時の『アサヒグラフ』さんだったか、『週刊ベースボール』さんだったかが取材にやって来て撮った写真。実際に、雑誌に掲載されたものだ。 以前、この写真を眺めていたら、後ろからのぞき込んだ人にこう言われた。 「あ、戦時中の写真ですね」 なんの疑いもなくそう言われ、なるほど……と、かえって納得したものだった。 背景のうっそうとした樹木。その前に居並ぶげっそりと疲れ果てた表情の男たち。モノクロ写真でもはっきりわかる汗とドロの染み込んだ衣服。そして、一様に、修行僧のような坊主頭。 「すいません、ジャングルから出てきた敗残兵かと思いました……」 確かにそこには、スポーツに打ち込む若者たちのはつらつとした生気も感じられなければ、希望に燃えた前向きの輝きもない。 ひたすら、苦しいだけの時を耐えに耐え、さらにまだこの先にもいく

    野球部の坊主頭はいつまで続くのか。大学では消滅寸前、高校はまだ現役。(安倍昌彦)
    AKIMOTO
    AKIMOTO 2018/01/10
    なんでそこで全員に七三で揃えさせようと妄想するのか。全員パンチパーマでもいいのか
  • 15歳で指名され、一軍は上がれず。辻本賢人「阪神に入ってよかった」(酒井俊作(日刊スポーツ))

    メタリックなノートパソコンを開き、よどみなくキーボードを叩いて英字を打ち込む。携帯電話が鳴り響くと、耳元に当てる。 「原稿、いま送りました。長いの、2だけ待ってください」 '04年秋、ドラフト史上最年少の15歳で指名されて阪神に入団した辻賢人はいま、雑誌の原稿を翻訳する仕事に取り組んでいる。出版社から依頼が来れば、丁寧に英訳していく。 '17年1月、プロ野球界は合同自主トレで体を動かす新人選手が話題の中心だ。お手並み拝見の春季キャンプが目前に迫り、希望と不安がないまぜになる季節だろう。あのとき、マスメディアに「ワンダーボーイ」と騒がれた15歳は、いま、28歳の青年になった。遠くを見ながら首をかしげる。 「いまは、もう全然、野球が気にならない。ホンマに、あの世界にいたのかなって思うくらい。違う人生を生きていたような感じがします。野球をやっていたときと野球が終わってから、人間が違うみたいな

    15歳で指名され、一軍は上がれず。辻本賢人「阪神に入ってよかった」(酒井俊作(日刊スポーツ))
    AKIMOTO
    AKIMOTO 2017/12/09
    5年なら高専とか行ったと思えばいいし、なかなかできない体験だったろう
  • 野球とサッカーとバスケで合計102。プロチームがない都道府県はどこ?(堀井憲一郎)

    プロバスケットボールBリーグの初年度は、栃木のチームが優勝した。 リンク栃木ブレックス。 栃木県のプロチームが優勝するのも珍しい。というか、栃木県をホームにしたプロチームそのものが珍しい。 最近のプロスポーツチームは、どこが拠地であるかを明確にしている。プロサッカーでそれが明確になり、プロバスケットもそれに倣っている。日各地に拠地が構えられている。 ただ、拠地制度はべつだん新しいものではない。 地元を応援しよう、というのは、ずいぶん昔からある。 相撲の番付には、いまでも必ず出身地が書かれている。「茨城 稀勢の里寛」「モンゴル 白鵬翔」「大阪 豪栄道豪太郎」と書かれている。豪栄道は豪太郎って言うんです。 江戸の昔から書かれていた。「陸奥 谷風梶之助」「近江 小野川喜三郎」「信濃 雷電為右衛門」。強い力士は国の自慢でもあった。“わしが国さで見せたいものは、むかしゃ谷風、いま伊達もよう”

    野球とサッカーとバスケで合計102。プロチームがない都道府県はどこ?(堀井憲一郎)
    AKIMOTO
    AKIMOTO 2017/07/06
    J3B2が入るなら独立リーグもカウントしていいような
  • 張本勲は、打者として本当に偉大だ。あっぱれ!な記録5つをほめ殺す。(広尾晃)

    「喝!」のおじさん、張勲は、野球の裏も表も知るすごい選手だった。くやしいがあっぱれだ! 読者各位の中には、日曜の朝、四角い顔の血色のいいおじさんが発する「喝!」の声にむかむかしている人も多いのではないか。 そう張勲。「なんであんなに偉そうなんだ!」と思いながらも、ついつい見てしまう。「炎上商法」という言葉が辞書に載れば、「張勲を見よ」なんて書かれそうだ。 私も毎日曜日、むかむかしながら見ている。 しかし今どきの若い人がむかむかするのとは、ちょっと違う。 私はこのおじさんの現役時代を、この目で見ている。そして記録マニアとして、この人の記録を嫌というほどいじってきた。張勲は同い年の王貞治とともに、アンタッチャブルと言ってよい記録を樹立した、野球史上の偉人なのだ。 そんな偉い人が、横丁のアクの強いご隠居みたいに、なぜ若い者に「喝!」とか言うのか! 若い読者各位よりも、私の「むかむか」の方

    張本勲は、打者として本当に偉大だ。あっぱれ!な記録5つをほめ殺す。(広尾晃)
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    AKIMOTO 2017/06/14
    今同年代のスターが未来の喝おじさんになったら、こんな感じの気持ちになるのかもな
  • 祝日本シリーズ、独占インタビュー特別公開!大谷翔平「僕の想像を超えたシーズン」 - プロ野球 - Number Web - ナンバー

    投手としての評価はすでに確立されていたが、 今季は打者としてもチームの優勝に大きく貢献。 今や「投手に専念すべき」との声はすっかり小さくなった。 雑音を自らのバットで振り払い、二刀流は完成したのだろうか。 レギュラーシーズンを終えて、誌だけに現在の胸中を告白した。 日シリーズ期間限定で、 Number912号 掲載の特集を特別に全文掲載します! 悲願のリーグ制覇を成し遂げてから2日後、大谷翔平は穏やかな表情で話し始めた。 「西武戦の前夜ですか。ホテルの部屋のテレビで“タカマツペア”のドキュメンタリー、見てました(笑)。たまたまやっていたので、なんとなくですけど……あとはスマホでホゼのピッチング、見てたかな(ボート事故で亡くなったマーリンズのホゼ・フェルナンデス)。好きだったので……あのスライダー、メッチャすごいですよね」 まだ余韻が残っているであろう、両腕を天に突き上げた歓喜

    祝日本シリーズ、独占インタビュー特別公開!大谷翔平「僕の想像を超えたシーズン」 - プロ野球 - Number Web - ナンバー
  • 来季はいない外国人を二軍で起用!?田口壮が明かした、その深遠な理由。(米虫紀子)

    福良淳一監督1年目、2016年のオリックスは、57勝83敗3分と26もの借金を抱えたまま最下位でシーズンを終えた。また、田口壮監督就任1年目の二軍も、40勝68敗8分でウエスタンリーグ最下位に沈んだ。 不振の要因はいくつもあるが、外国人補強の失敗がチーム成績に影響したことは否めない。7人の外国人選手のうちシーズンを通してチームに貢献したと言えるのは、先発ローテーションを守り9勝を挙げたブランドン・ディクソンだけ。今季加入したブレント・モレルやブライアン・ボグセビック、エリック・コーディエは、オープン戦では期待を持たせる活躍を見せたが、シーズンが開幕するとその期待は大きく外れた。 一軍から抹消された外国人選手が二軍にあふれる事態。 守護神として開幕を迎えたコーディエは、埼玉西武との開幕戦、4-3とリードして迎えた9回裏のマウンドに上がったが、自慢の速球を簡単に打ち返され、2点を奪われ逆転サヨ

    来季はいない外国人を二軍で起用!?田口壮が明かした、その深遠な理由。(米虫紀子)
  • 甲子園の“エース酷使”解決策。高校野球にリーグ戦の導入を!(氏原英明)

    「なかなか、2人の好投手を作るのは、簡単じゃないですよ」 そう語ったのは木更津総合の指揮官・五島卓道監督だった。 この夏の甲子園を振り返って改めて感じたのは、複数投手を育成していく難しさだ。 大会前に「BIG3」と名付けられた寺島成輝(履正社)、藤平尚真(横浜)、高橋昂也(花咲徳栄)の3人は先発を回避した試合で2番手投手が打ち込まれ、大会を去ることになった。 秀岳館や盛岡大付、鳴門など複数投手で大会に臨むチームが増えてきているとはいえ、その戦い方が成熟しているとはいいがたい。結果的に振り返れば、ほぼ1人で投げぬいてきた、作新学院・今井達也と北海・大西健斗が決勝のマウンドに立ったのだ。 勝たないといけない試合はエースに任せざるを得ない。 もっとも、投手1人で戦ってきたチームがすべて盤石な戦いを見せたわけではない。 五島が率いた木更津総合は、エース・早川隆久の安定感のあるピッチングを軸とした堅

    甲子園の“エース酷使”解決策。高校野球にリーグ戦の導入を!(氏原英明)
    AKIMOTO
    AKIMOTO 2016/08/29
    倒した相手のいい選手を吸収していくジャンプシステムにすれば、決勝は超人集団同士の戦いになる
  • 驚愕したガンバの新スタジアム。募金140億円で作った“手づくり感”。(二宮寿朗)

    大阪・万博記念公園スポーツ広場内、ガンバ大阪のクラブハウス真横に噂の「市立吹田サッカースタジアム」はある。 10月10日に竣工式を終えたばかりで、筆者が訪れたこの日もどこかの視察団が訪れていた。 噂。 関西に住む馴染みの記者仲間から聞いていた。 「サッカーを観るなら最適やと思うで」「プレミアリーグのスタジアムみたいですよ」 まるで彼らの持ち物かのように自慢していたが、実際に目にしてみて「うわーっ」と思わず声を挙げてしまう自分がいた。 タッチラインまで7m、高低差は150cmしかない。 4万人収容のサッカー専用スタジアム。 何が驚いたかって、とにかく観客席からピッチまでが近い。 距離はタッチラインまで7m、ゴールラインまで10m。それも観客席の最前列からピッチまでの高低差は150cmしかない。プレミアにも引けを取らないほど、プレーヤーに近い目線で試合を楽しむことができる。選手たちの声も聞こえ

    驚愕したガンバの新スタジアム。募金140億円で作った“手づくり感”。(二宮寿朗)
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    AKIMOTO 2015/10/30
    イギリスみたいに全裸でフィールドを駆け抜けるファンが見える
  • 山本昌50歳、ついに引退決断の時。「ラジコンはもちろん再開するよ」(田口元義)

    中日に押し寄せる年波。それが今季、チームの功労者たちの引退、退団という顕著な形となって現れた。 選手生活に別れを告げた44歳の谷繁元信兼任監督をはじめ、43歳の和田一浩、41歳の小笠原道大の2000安打達成者。4度の2けた勝利を記録した34歳の朝倉健太も引退を決断し、常勝期に絶対エースだった40歳の川上憲伸の退団も決定している。 だが、なによりも球界を驚かせたのが、山昌が引退を決断したことだ。 山昌は9月25日に更新された自身のブログに、<若返りを推進しているドラゴンズの現状を目の当たりにして、ボクが残ったらダメだと強く感じ、引退を決めました>と、その心中を綴っている。 通算219勝。41歳1カ月でのノーヒットノーラン、49歳0カ月での勝利、そして、32年にもわたる現役生活……。球界のレジェンドは数々の最年長記録を打ち立てた。 今年で50歳。節目の年齢で引退、と決断するのもありではあ

    山本昌50歳、ついに引退決断の時。「ラジコンはもちろん再開するよ」(田口元義)
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    AKIMOTO 2015/09/29
    自粛期間がキャリアに影響を及ぼしてないといいんだけど
  • 日本ハム黄金期が生み出したもの。出身コーチに共通する指導姿勢とは?(氏原英明)

    2004年、北海道移転1年目の日ハムベンチの様子。ヒルマン監督に白井一幸コーチ、小笠原道大の姿も見える。ここから多くの名指導者たちが巣立ったのだ。 今季のプロ野球で、西武の黄金期を支えた選手たちが多く指揮を執っているというのは、すでに有名な話だ。 就任3年目を迎えるロッテの伊東勤監督をはじめ、代行から昇格した西武の田邊徳雄監督、新監督に就任したソフトバンクの工藤公康監督、楽天の大久保博元監督である。過去にもソフトバンクの元監督・秋山幸二氏や西武の元監督・渡辺久信氏など、黄金期の西武メンバーが監督になったケースは多い。 その理由には諸説あるが、何はともあれそれだけの人材を輩出したという事実だけをとっても、西武の黄金期を築いた廣岡達朗氏や森祇晶氏の功績は大きいと言える。 そしてその監督達を支える今季の各チームのコーチ陣の顔ぶれに目を移すと、ある傾向に気づいた。'04年~'11年までの間に日

    日本ハム黄金期が生み出したもの。出身コーチに共通する指導姿勢とは?(氏原英明)
  • 日本ハム通訳に就任した野茂貴裕氏。父の背中に感じた「やり通せ」。(中村計)

    今季から日ハムの通訳に就いた野茂英雄氏の長男・貴裕氏(22歳)に現在の心境を聞いた。 インタビュー中、たびたび「う~ん……」と熟考しながら言葉を選ぶところなどは父親そっくりだった。そして、「あくまで裏方ですので」と控え目なところも。 男は黙って――。そんな職人気質な人間性がうかがえた。 ――立派な体格ですね。身長、体重を聞いてもいいですか。 174cm、113kgです。 ――野球のご経験は。 ちゃんとしたチームに入ってプレーしたのは、中学生から高校までです。小学校時代は父とキャッチボールとかはしましたけど、そこまで真面目にやろうとは思わなかったんです。でも小学校6年生ぐらいから少しずつ興味を持ち始めて。 ――やはり甲子園に憧れたとか。 いえ、小・中・高と都内のインターナショナルスクールに通っていて、そこのチームに入ったので、もともと高野連には加盟していないんです。対戦相手はもっぱら他のイ

    日本ハム通訳に就任した野茂貴裕氏。父の背中に感じた「やり通せ」。(中村計)
  • NumberWeb恒例、ドラフト指名予想。12球団の上位指名は果たして誰だ!?(小関順二)

    10月18日、東京六大学野球の対立教大戦、大挙して押し寄せたスカウトの熱視線を集めた有原航平(早稲田大)。5月末以来の先発だが復活をアピール、ドラフト指名の行方は? 有力選手をどの球団がどんな順位で指名するのか。それがドラフトの醍醐味と言っていい。 まず今年の有力選手24人が誰なのか考えてみたい。「24人」とはドラフト1、2位で指名される人数のことで、スカウトはしばしば「なかなか24人揃わない」という言い方でその年の「豊作」「不作」を表現する。 球団にとって最も重要なのは1、2位の上位で狙い通りの指名ができるかどうか。スカウトに聞いた話や新聞報道などをもとにその24人を予想してみた。 <投手 16人> 松裕樹(盛岡大付)右投左打・183cm/80kg 高橋光成(前橋育英)右投右打・188cm/90kg 安楽智大(済美)右投左打・188cm/91kg 小野郁(西日短大付)右投右打・176

    NumberWeb恒例、ドラフト指名予想。12球団の上位指名は果たして誰だ!?(小関順二)
  • 中田翔の成長はここまでなのか?「短い打者歴」というひとつの危惧。(中村計)

    プロ入り7年目。それは打者に格的に取り組み始めてからの年月とも重なるのだが、今季、日ハムの中田翔の成長度合いがやや停滞している気がしてならない。 ホームラン(13、7月2日現在)と打点(51打点、左同)は好調だが、打率が2割台と低迷している。 彼はようやく物の打者になりつつある――。昨年夏、中田の言葉を聞き、そう確信した瞬間があった。中田はこう話していた。 「バッティングは正直、楽しくないですよ。そんなに甘い世界ではないので。打席に入るの、怖いですしね。言ってもわからないと思いますけど」 怖さを知る。それはひとつのことを極める過程で必ず通過しなければならない通過儀礼であり、そこからが一流の打者への道のりだと思ったのだ。 昨シーズンは8月末に死球で戦列を離れたが、そこまで塁打28、打率.303をマークするなど、いずれもキャリアハイとなる成績を残した。プロ入り後、毎年のように試行錯

    中田翔の成長はここまでなのか?「短い打者歴」というひとつの危惧。(中村計)
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    AKIMOTO 2014/07/09
    この打点は立派だと思うけどな。投手に未練があるなら目の前に大谷が居るのはつらいだろうが
  • 菅野、大谷と2年連続“強行指名”。低迷する日ハムのドラフト戦略を問う。(鷲田康)

    大谷翔平は投手として10試合に登板し3勝をマーク。打者としては打率.270、19打点、3塁打(9月13日時点)。投打に非凡さを見せているが、二刀流の難しさも感じながらのシーズンを過ごしている。 ドラフトの補強がいかに優勝争いに影響を及ぼすか。今年のペナントレースをみていると、改めてそのことを痛感させられる。 今年の両リーグの首位を走るチームには、優勝の原動力となったルーキーがいる。 セ・リーグの巨人は菅野智之投手で、パ・リーグの楽天は則昂大投手である。 菅野は東海大卒業時に日ハムの1位指名を受けながら入団を拒否。1年間の浪人の末に、念願の巨人入りを果たした。 入団後は前評判通りのピッチングで、すでにチームトップタイの12勝をマーク(記録は9月12日現在、以下同)。防御率2.78、1イニングに四球と安打で何人の走者を出すかを計る指標のWHIP1.12は、ともにリーグ4位。先発して6回を

    菅野、大谷と2年連続“強行指名”。低迷する日ハムのドラフト戦略を問う。(鷲田康)
    AKIMOTO
    AKIMOTO 2013/09/16
    コメントするのもあほらしい記事 / 近年の優勝回数と年棒総額を考えると、こんな上手くまわしてる球団ないよ
  • “MLB最強のクレイジー”、「T」が横浜を覚醒させる夏。(村瀬秀信)

    ブルワーズで青木宣親にポジションを奪われ、昨年オフにFAで移籍したナイジャー・モーガン。青木は「トラブルメーカーのイメージがあると思うんですけど、そんなこと全然なくて、とてもあったかい人間で、すごく好きなタイプの選手」と雑誌に答えている。 今日も猛暑が続く日列島。 炎天下の町をTシャツを汗だくにしてさまよえば、海開きしたビーチでTバック水着のお姉さんが闊歩する姿を妄想する今日この頃。涼を求めて冷房の効いたコンビニに逃げ込めば「Tポイントカードはお持ちですか?」と毎度毎度問い詰められる「T」にまみれた熱い夏。 そんな中、今最も「T」が熱いのが、横浜である。 横浜DeNAベイスターズ、ナイジャー・モーガン。またの名をTony Plush。頭文字「T」。 MLB時代から「プロ野球はエンターテイメントだ」とし、お客さんを楽しませることを是としてプロ野球選手としての別人格「トニー・プラッシュ」を名

    “MLB最強のクレイジー”、「T」が横浜を覚醒させる夏。(村瀬秀信)
  • メジャーで躍動する永遠の野球小僧。天衣無縫な川崎宗則、本当の価値。(菊地慶剛)

    5月26日のオリオールズ戦で逆転のヒットを放ち、ファンの声援に応える川崎宗則選手。ここまで(6月5日現在)の成績は打率.214と無安打が続き低迷している。正遊撃手のレイエス選手の復帰も迫り、正念場に立たされている。 「サンキュー ベリー マッチ。マイ ネーム イズ ムネノリ カワサキ。アイ アム フロム ジャパン。アイ アム ジャパニーーーーーズ!!!」 5月26日のオリオールズ戦。チームをサヨナラ勝ちに導く決勝2点ツーベースを放ち、ヒーローインタビューに登場したブルージェイズの川崎宗則選手が発したこのフレーズは、日はおろか全米中で話題となった。 ESPNなどのスポーツ番組で取り上げられる一方で、MLBの公式サイトでもビデオとしてアップロードされ、さらにYouTubeなどでも公開され、瞬く間に人々の心を掴んでいった。 これ以降、川崎の認知度は全国規模で急上昇し、今や遠征先でもファンから声

    メジャーで躍動する永遠の野球小僧。天衣無縫な川崎宗則、本当の価値。(菊地慶剛)
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    AKIMOTO 2013/06/09
    セントルイスでの田口壮人気についても