筑波大学名誉教授 中 川 八 洋 戦後日本の民族系論客は、『朝日新聞』を実母とする“知的障害の次男坊” 民族系論客は、『朝日新聞』の子供たちである。具体的に名前を挙げれば、西尾幹二、小堀桂一郎、小田村四郎、櫻井よしこ、高橋史朗、江藤淳、渡部昇一らは“朝日チルドレン”と呼ばれるべき存在。なぜなら、歴史学的・思想史的に、民族系論客は、『朝日新聞』と血のつながった絆の強い母とその次男坊という母子関係にある。 たまに民族系論客は、「従軍慰安婦」問題などで現在の朝日新聞と喧嘩するが、これは母子喧嘩。しかも、一般の人々が、このような偶に起こす他人行儀の母子喧嘩をもって、何か思想的な対立関係にあると錯覚するのは、これら一般の人々が戦前の日本歴史を忘れ知的な教養が低いための判断力欠如が原因である。この母子関係は、西尾幹二が、敗戦から七十年を経た今もなお、戦時下日本での朝日新聞の“鬼畜米英”大キャンペー