今年5月に出版された「発達障害の僕が『食える人』に変わった すごい仕事術」(KADOKAWA)は、発達障害の当事者が試行錯誤の中で見つけたライフハックを詰め込んだ異色のビジネス書。目次には「『バインダーもりもり作戦』で書類の神隠しを防ぐ」「共感とは『苦労』と『努力』に理解を示してあげること」「身だしなみは『リカバリー』を重視せよ」といった文言が並び、定型発達者からすると「なんて低レベルな話をしているんだ……」と驚くかもしれない。 しかし、自分は大人の発達障害なのではないかと悩む人が多い中、その解決策を具体的に示した本は少ないのが現状。発達障害に限らず、仕事や人間関係に“上手くいかなさ”を抱えた人にとっては、示唆を与えてくれる1冊だろう。著者である借金玉さんに発達障害者の働き方について聞いた。 職場のカルチャーは“部族の掟”だ ――反響はどういったものでしょうか? 「発売1カ月半で6刷が決ま
iPadは6台、持ち物はなくすので最小限 借金玉:昨年、勝間さんが精神科医の岩波明先生と対談されていて、「軽度のADHD」と診断されたことを知りました。勝間さんのブログを読んでいると、かなり困っている症状を、なんとか工夫して「力でねじふせている」印象を受けます。iPadを何台か持っていらっしゃるのも、何か理由がありそうですね。 勝間和代(以下、勝間):はい、iPad Pro2台、iPad 2台、iPad mini2台の合計6台を持っています。それぞれダイニングテーブルの上のパソコンのそば、台所の洗濯機の上のパソコンのそば、台所の調理台の上、仕事部屋のパソコンのそば、寝室の枕元、車のダッシュボードに置いてあります。 6台ある理由は簡単で、すぐなくすからです。複数のデバイスをクラウドでひも付けられるiPadは、1、2台なくしても壊れても大した影響がないんですよね。昔は携帯電話も2つ持っていて、
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