カバー曲を探すのもずいぶん楽になりました。よほどベタなタイトルでない限りはストリーミングサービスで曲名検索かければアホみたいに出てきます。 輸入盤屋で時間かけて店頭に並んだCDシングルの裏面見ては曲名読み込んでいた当時の自分は何だったんだろう。 で、そういうふうにしてカバー聴きまくっていた頃からずっと思っていたのが、The Beatlesのカバーは数の割には「面白いカバー」が少ないということです。 「そう来るの?」というセンスに驚き、元曲を換骨奪胎するようなアレンジや歌唱を面白がるのが、カバー曲聴きの醍醐味だと思っているのですが、The Beatlesのカバーは、コピーの範疇を越えないものや、アコースティックでシンプルな、悪く言えば冒険心のないアレンジのものが非常に多く。 もちろん、YMOの「Day Tripper」や金沢明子の「イエローサブマリン音頭」、NMEが1986年にリリースした、