タイラー・コーエンの経済学は、最近、独自の進化をみせている。特にリーマンショック後の米国経済の落ち込みによって、人々の文化消費のあり方が変化したという。この点は拙著『AKB48の経済学』でも詳細にふれた。 コーエンはノーベル経済学賞を受賞したトマス・シェリングの論文「消費器官としてのこころ」をベースに、リーマンショック以後の人々は、ネットのさまざまな経路(Twitter、Facebook、ブログなど)を通じて、「こころの消費」により傾斜し出したという。 例えば、ブログを通じて人々は自分の日々の「物語」を生産し、またそれを自ら消費しているという。このような個々の「物語」は、コーエンのいうような個人レベルだけではおさまらないだろう。他者のブログなどと繋がる(リンクする)ことで、さらに大きな「物語」のネットワークを構築するだろう。 この物語の経済学は、コーエンによれば、従来の希少性の学問である経
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Hicksianさんが紹介していたが、タイラー・コーエンのこの記事が話題を集めている。本人のブログで紹介されたほか、Economist's View、マンキューブログでも取り上げられた。 内容は、10年前のLTCM救済が、多少無茶をしてもいざとなったら救済されるさ、という金融関係者のモラル・ハザードを生み、今回の危機につながった、というもの。逆に言えば、あの時に救済しないでおけば、関係者の行動ももう少し慎重になり、今回の危機は避けられたかもしれない、との由。 少し前に紹介したスティーブ・ワルドマンも、金融業界をカヌーの上の野生動物に喩えて、以前暴れた時に少し濡れさせておけば、その後おとなしくなって今回の危機は避けられたかも、と書いている。ワルドマンがITバブル期を例に取っていることを除けば、コーエンと同様の発想である。 ただ、この伝で行くと、今回リーマンを潰したのは、今後のもっと大きな危機
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