スウェーデンの若年者(15~24歳)失業率が比較的高いことは以前から注目を集め、スウェーデンでも議論されてきた。スウェーデンの若年者失業率(2012年)は23.6%と高く、危機的な状況と受け止められることも多い。しかし、そもそもこの数字が何を測っているのか、また、何を意味しているのかを吟味しないままにその問題点や対策をあれこれ議論しても意味がない。そのような空回りの議論が巷にあふれているような気がする。 そのため、この若年者失業率については、このブログでもいま一度取り上げたいと思う。そして、正しい理解に基づいた上で、若者の雇用情勢について議論してほしい。 <過去のブログ記事> 2012-05-01:計測が難しい若年者(15-24歳)の失業率 (その1) 2012-05-05:計測が難しい若年者(15-24歳)の失業率 (その2) 【 ヨーロッパ諸国の若年者失業率の比較 】 この統計は201