1960年に仕様が公開されて今年で半世紀を迎えるCOBOL。かつてはメインフレームの花形言語だったが、時は移り、人気言語が次々と現れ、今では「レガシー」「負の遺産」などと揶揄されることも…。本当にそうか? 2人のCOBOLerにCOBOLの魅力を語ってもらう! COBOL(COmmon Business Oriented Language)とは米国のCODASYL(データシステムズ言語協議会)によって開発された、給与計算など事務処理用のプログラミング言語。1960年に仕様が公開された。英語表現に近い記述や十進演算が特徴で、世界中で主にメインフレームでの基幹系システム開発に活用された。システムのオープン化に従って新規案件での利用頻度は減っているが、全世界で稼働しているコードは約2400億行あり、年間30億行が追加されているとか。これを「負の遺産」と呼ぶか「歴史の蓄積」と呼ぶかは読者次第。 「