東京都・府中市にある榊原記念病院。国内有数の心臓外科を有する同院で、これまでに約6000件もの手術を受け持ち、多くの患者の生命を救ってきたのが副院長・心臓血管外科主任部長の高梨秀一郎氏だ。多い日で1日に3件の手術を行う傍ら、最新の医療技術を貪欲に習得し続ける高梨氏のエネルギーはどこから生まれるのか。高校で医師を目指したきっかけや、現在の仕事のやりがいを伺った。 年間400件以上の手術を手がける心臓外科医が大切にするのは「諦めない心」 公益財団法人日本心臓血圧研究振興会附属榊原記念病院副院長兼心臓血管外科主任部長 高梨 秀一郎 (たかなし しゅういちろう) 1977年 広島県修道高校卒業 1984年 愛媛大学医学部医学科卒業 1984年 兵庫医科大学 胸部外科臨床研修医 1985年 関西労災病院 心臓血管外科臨床研修医 1986年 兵庫医科大学 胸部外科医員 1986年 財団法人 心臓血管研