大人2人が両端を強く引っ張っても切れない「鋼並み」のプラスチックの薄板。右が彦坂特任教授=文部科学省で2010年4月19日、山田大輔撮影 鋼のように強く、軽くて安いプラスチックを開発したと、広島大の彦坂正道特任教授(高分子物理学)と岡田聖香博士研究員らが19日発表した。車に使えばバンパーや内装、車体の外板やガラスなど、材料の40%以上に活用できるという。省エネや省資源、低コスト化に貢献しそうだ。 材料は、食品容器など身の回りで広く使われているポリプロピレン。研究チームは、溶けた材料を冷やして固める際、上下から瞬時に板でつぶして延ばすと、材料の中に微小な結晶がたくさんでき、それが一方向に並んで強く結びつく構造が生じることを発見した。 この結果、引っ張る力に対する強度が普通のポリプロピレンの約7倍、鉄鋼やステンレスの約半分に高まった。厚さを2倍にすれば鋼板並みの強度を確保でき、重さは4分の1で
自分が店長を務める大型スーパーで万引きした男から現金を脅し取ったとして、岡山県警玉島署は5日、同県倉敷市玉島八島、スーパー「トライアル倉敷店」店長、柴田浩司容疑者(39)と副店長の男(35)、保安員の女(55)の3人を恐喝容疑で逮捕したと発表した。柴田容疑者は容疑を認めているという。 3人の容疑は昨年11月13日、パソコン周辺機器とおにぎり計2点(1377円相当)を万引きした倉敷市の無職の男(48)から現金50万円を脅し取ったとされる。玉島署で調べを受けた男性が同日夕、被害弁償に兄(50)と同店を訪れたところ、柴田容疑者らは「あなたは約1年前から1日3回くらい来店した。1回1000円として109万5000円を払わなければならない。これは当社の方針。明日までに支払えないのなら警察に言う。刑務所に入ってもらい、お兄さんも仕事ができなくなる」と脅し、男性は翌日、現金を届けたという。 スーパーの広
「差別問題を県議会で取り上げてほしい」。2月、県議に一本の電話があった。立花町に採用された被差別部落出身の男性に、03年から計44通の差別的なはがきが役場などに郵送されていた。 県議は男性と面会。犯人への怒りや家族の不安を聞いた。そして、3月の議会で県警に徹底捜査を要請した。 3カ月後。容疑者として逮捕されたのは“被害者”の男性だった。会合で話をし、講演料まで手にしていた。44通すべての関与を認めており、県警は町に雇用を継続させることが目的だったとみている。 「ショックです」。逮捕の一報に肩を落とす県議。これまで部落差別問題を政治活動のテーマに夜間勉強会も開催してきた。やりきれない表情に問題の根深さがにじんだ。 〔福岡都市圏版〕
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