地方創生のために「学生が過度に東京へ集中している状況」を是正しようと、政府が東京23区内の大学の定員増を原則として認めないという方針を打ち出しています。しかし、実は地方から東京への学生は減少しているのです。町中心部にあった大学を郊外移転させた要因のひとつとされる工場等制限法の影響も、東京以外のほうが大きいのです。 参考:これまでの記事地方創生のために東京23区の大学を制限する前に、地方国立大の中心部移転が先ではないか(東日本編)地方創生のために東京23区の大学を制限する前に、地方国立大の中心部移転が先ではないか(西日本編)そもそも、地方から東京への学生は減っているまち・ひと・しごと創生本部の「地方大学の振興及び若者雇用等に関する有識者会議」の第1回会合(2017年2月6日)に提示された基本資料のp41に「東京都の大学への入学者数」があります。これを見ると、東京都の大学に入学した地方圏の学生